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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第561話】
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楯無さんの突き刺さる視線が気になり――。
「……どうしました?」
「……別に〜。 ふんだっ」
プイッとおもいっきり横に顔を逸らした楯無さん――と、乾いた競技用ピストルの音が鳴り、煙を吐いた。
第二陣は鈴音と美冬、それと残りは三組女子の子達だ。
先陣を切ったのは鈴音だった。
「うりゃうりゃうりゃうりゃうりゃ〜〜ッ!!」
風に靡くツインテールはまるで重力に逆らうように下がる気配はなかった。
一方の美冬、二番手だが鈴音のすぐ後ろについていた。
足の速さでは流石に鈴音には敵わないかと思い、思わず俺は声援を送る。
「美冬ーッ!! もう少しだぞーッ!! 行けーッ!!!!」
「……!!」
俺に応える美冬、既に五十メートル過ぎ残り半分。
三組の子達は既に引き離され、一位二位争いは鈴音と美冬の二人。
距離を縮める美冬、鈴音も負けじと引き離そうと懸命に走った。
残り十メートル。
ここで美冬が鈴音と並走した。
ISを使わない真剣勝負――自然と鈴音は笑みを溢していた。
「激しいデッドヒート! 勝利は誰が勝ち取るのかッ!!」
……今実況してるのは実は黛先輩だったりする。
無論楯無さんも実況するのだが、さっきの出来事で若干ジト目で俺を見るので忙しい様だ。
そして、ゴールテープを切ったのは――。
「ハァッ! ハァッ! ……へへん、今回はアタシの勝ちね、美冬!」
Vサインをし、肩で息をしていた鈴音。
一方の美冬、額の汗を拭いながら――。
「あーっ、もうちょっとだったのに!! ……負けたよ、鈴」
同様に肩で息をしながら鈴音に手を差し出した。
一瞬その手を見る鈴音、だがすぐ笑顔になるとその手を掴み、握り返した。
「激戦を制した二人が互いに握手! いい勝負でしたね! ほら、有坂君からも二人に何か言いなさいよ!」
「あっ。 ……二人とも凄かったな、久々に手に汗握る激戦って感じだったよ」
俺の言葉に照れ臭そうにする二人、そして俺は――。
「それと、二人だけじゃなく三組の子達の健闘も凄かったです。 二人に追い付かなかったとはいえ、俺は彼女達も凄かったと思います」
突然の事に驚く三組の子達、完全な蚊帳の外だと思っていたのだろう。
だが、代表候補生二人に引き離されたとはいえ、後半実はわりと迫ってきていた。
注目されないからの意地――等ではなく、彼女達自身のポテンシャルを発揮したのだと俺は思った。
続いて百メートル走を走る子達がスタートラインに並んだ。
「次は私の番だ。 ……これま
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