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ONEPIECE 空の王者が海を征す
空の王者、砂漠の国を後にする
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正に漢と言うべき啖呵とその気迫に部下は皆飲まれながらもその言葉にはっとさせられた。確かにそうだと、この人の言う通りだと思い知らされた。

「いいか野郎共、及び麦ちゃんチーム!アチシの言う事、よぉく聞きねぇい!」

涙ながらに語るボン・クレーの言葉に麦わらの一味は驚かせながらもボン・クレーの意も言わせぬ雰囲気と任せて欲しいという?気に任せる事を決めた。一同は船室へと入るとボン・クレーは自分の船へと乗り込み準備を手早く済ませるとメリー号から離れ一気に南へと進め始めた。

黒檻のヒナは二手に別れる船を見るが離れていくアヒル船は囮だと見切りメリー号のみ、麦わらの一味を狙おうと考えている。だが

「ヒナ嬢!アヒル船に麦わらの一味が乗船しています、囮は羊船の方です!!」
「っ!急いで追いなさい、もう一度陣を敷くのよ!!」

速度で劣る帆船を捨て外輪船(パドルシップ)に乗り換えて一気に逃げるつもりなのか、だがこちらとて速度では負けない。大きく回りこむように進路塞ぎそこで一網打尽にしてみせる。遠ざかっている羊船を見捨てて遠ざかろうとしている船へと意識を向ける。流石に外輪船の速度には少々手を焼いたが回りこむには成功し包囲する事に成功した。砲撃準備をさせるが、その時船上へと出てきた麦わらの一味に目を見開いた。

「アンタ達がお探しの麦わらのルフィっていうのはアチシの事かぁしらん!?ナ〜ッハハハハハ!!!」

自分達が麦わらのルフィとその一味だと思っていたのはマネマネの実の能力でルフィへと変装したボン・クレーと変装したその部下達だった。大きく離れてしまった羊船はこの隙を逃すかと言わんばかりに東へと抜けて行く、出し抜かれた事に強く歯軋りしながらボン・クレーを睨み付ける。

「アチシ達は変装のエキスパート、そしてっ……麦ちゃん達の友達!!」

海軍大佐の船の前にしボン・クレーは堂々と胸を張りながら船の上でポーズを取りながら思うは仲間を大切している友達の事。人として、尊敬出来る気持ちを胸にして命を賭ける彼らをボン・クレーは尊敬した、人として。

「男の道をそれるとも、女の道をそれるとも、踏み外せぬは人の道」

だからこそ命を張ろうと思える、友達として彼らを助ける。オカマという男でも女でもない自分が進むのは人としての道、そして自分の道。その道は……自分の友達は絶対見捨てない。

「散らば諸友 真の空に咲かせてみせよう オカマ(ウェイ)!!! byボン・クレー……」

口上に込められる意思と気迫、それにボン・クレーの部下は涙を流す。恐ろしい人だがとても熱い義侠の心を持ったあの人だから此処まで付いてきた、そしてあの言葉に従ったのだから。涙を流しながらも部下の表情は覚悟を決めた戦士の物へと変わっている。顔を上げたボン
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