暁 〜小説投稿サイト〜
Blue Sea 『空と海の境界線』
Operation 02-発令、ファーバンティ解放作戦-
放たれた矢
Mission11「襲撃、予想外、終焉を許すな」
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7/13 1100 Atlantic Ocean

「…間もなく平穏海域だな…しばらくは飛ばなくてもよさそうだが…」
セレンはつぶやく。まあ流石に2日くらい連続で飛んでいるが、試作ジェットストライカー、どうやら機体への負担が低く作られており最低12時間ストライカーを休ませればポンコツにはならないからいいらしい。技術力…

平穏だな…と思っていた、次の瞬間
『翔鶴の彩雲から入電、敵航空機部隊が飛行してきている。これを直ちに迎撃、母艦を殲滅せよ』
オーシアの派遣艦隊から、通信が入る。

「サーニャの発進を急がせろ…母艦はあの2人では足りない」
「最低12時間休ませられなければ、同じサイクルならすぐポンコツになりかねない…だが今は言い争う時間がない、すぐに発進させろ!」
翔鶴へ通信を飛ばし、とにかく促した。



「此方サーニャ、これより臨時編成を行います。エイラとバルクホルンさんは迎撃を、私は母艦を狙います」
「敵は何機いる?」
「少なく見積もって50機。空母の艦載機の増援が来るまで、私たちで何とか」
数は勘…というより、固有魔法を使って探知できたのだけ。本来はもっと多いけど。
1人で25機の処理はきついかもしれないけれど、今はそうするしかない。
「行くよ…」
私は一気に急上昇。雲のすれすれまで上がると、母艦が小さいけど数隻捕捉できた。
フリーガーハマーを構える。爆発タイミングを10秒にセットすると、まずは試射と言わんばかりに1発。


…命中。
爆発範囲に少し巻き込まれた程度で、1隻にしか被害が与えられていなかった。
機体を動かしもう少し近づくと、今度は8秒にセットし2発射出。





その下でエイラとバルクホルンがタッグを組み、深海棲艦の艦載機の迎撃をしていた。
「これで12機!」
(バルクホルン)は小型ネウロイとの相手をするように相手の航空機を迎撃していた。
2つのグループに分かれた航空機は最初見た数と落とした数を比べてもまだ多い。焦りを覚えつつも1機、また1機と狙いを定めて撃っていく。
そして、残り3分の1になる20機目を落とそうとした瞬間だった。

相手の機体を正面にとらえ、トリガーを引こうとした瞬間に私は他の艦載機が後ろに回っていたが落とす事を強行、その結果1機落した代わりに片足のエンジンが半壊した。
「離脱シロ!」
エイラか怒号が飛ぶ。だが、この程度では引きさがりたくなかった。
辛うじて担当グループを残り3機にしたが、頭には片足のエンジンが限界にきている警告音が鳴り続ける。
「この程度で引き下がりたくないんだ!エイラ!」
「そうやって前ニモ無理シタダロ!いい加減ニシロ!」
エイラからいい返され、前の苦い記憶がよみがえる。これ以上自分が気づついて、どうするん
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