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ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜《修正版》
SAO編ーアインクラッドー
13.世界の終焉
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きく頷いた。
 シュウはヒースクリフの横へと立ち、

「鎌は、あの二人とあんたと俺でなんとかするしかない。手を貸せ、ヒースクリフ」

 ヒースクリフは何も言わずに盾を構えるとスカルリーパーの鎌めがけて突進していく。その一瞬、わずかに笑っていたように見えた。
 今は、あいつの力を借りなければこの状況を打破することはできない。

「大鎌は俺たちが受け止める!! みんなは側面から攻撃してくれ!」

 キリトの叫びにプレイヤーたちは雄叫びを上げ、武器を構えて骸骨の百足へと突進する。ようやくボスのHPバーが減少する。しかしそれもわずかでしかない。
 それでもシュウたちがやることは変わらない。
 キリトとアスナが右の大鎌を受け止めて、左をヒースクリフが受け止めてからシュウが大きく弾いて体勢を崩させる。
 その隙に他のプレイヤーたちが少しずつHPを減らしていく。
 時折プレイヤーたちの悲鳴、絶叫が上がるがこの陣形を崩すわけにはいかない。シュウはそんな絶叫を無理やり意識から外すと目の前の骸骨を消滅させるために剣を振るい続けた。


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 先ほどまでの激戦が嘘のように辺りは静まり返っていた。
 激闘は一時間にも続いた。
 その末でようやくプレイヤーたちを恐怖のどん底に陥れたスカルリーパーはポリゴンのカケラとなり四散した。
 強敵を倒し、本来ならば歓喜の声をあげる者がいてもおかしくないが、そんな余裕があるものは誰一人いないくらいに全員が疲労していた。

「……何人やられた……?」

 ぐったりと座り込むクラインがかすれた声で口を開いた。

「……十四人……死んだ……」

 キリトの言葉に誰も信じられなかった。
 確かに結晶無効化エリアであり、瞬間回復及び戦線離脱が行えなかった状況ではあったとしてもここに集められたプレイヤーたちはここまで生き残ってきた猛者ばかりだった。
 そのはずなのに十四人もの死者をだした。

「嘘だろ……!?」

 皆が絶望の顔色を浮かべる。

「……あと、二十五層もあるんだぞ……」

「本当に俺たちは……天辺までたどり着けるのか……!?」

 残り二十五層。ここがクォーターポイント。他の層よりも格段に強かったとはいえ、ここから先のフロアボスエリアは結晶無効化となっているだろう。
 毎回、これだけの犠牲を出していたら最後の層にたどり着く頃には、わずかなプレイヤー。いや、あの男しか残っていないだろう。
 絶望するプレイヤーたち。
 ……それは一人を除いてだ。この疲れ果て、絶望感がこの場全体を支配する中、ヒースクリフだけは平喘とした顔で立っている。
 まるで一人だけ別の次元にでもいるようだった。
 それは文字通りの意味。あ
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