暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜《修正版》
SAO編ーアインクラッドー
13.世界の終焉
[3/15]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ヒースクリフの声とほぼ同時にスカルリーパーが天井からフィールドへと落下してくる。プレイヤーたちが散りじりとなる中、恐怖で足がすくんでいるプレイヤーが二人。
「こっちだ!! 走れ!!」
キリトの声でようやく我に返ったのか怯えるプレイヤーたちが走り出した。だが、その一瞬を骸骨は見逃さなかった。大きな鎌状の手をその場で振る。その巨大さ故に軽々と二人のプレイヤーを呑み込んだ。
宙へと吹き飛ばされるプレイヤーたち。アスナが落下地点までいき受け止めようとした瞬間、オブジェクトの欠片となり消滅。
「い、一撃で!?」
「む、無茶苦茶な」
たった一撃でしかもスキルも使わずにこと威力とかこいつはやばい。下手に気を抜けば一瞬でやられかねない。
その光景を見て恐怖し逃げ惑うプレイヤーたち。だが、一人だけスカルリーパーに立ち向かう男がいた。赤と白の鎧を身に纏ったプレイヤー、ヒースクリフがスキルリーパーの鎌を盾で受け止めている。
「クソッ! これじゃあ、まともに近づけねぇじゃねぇかよ」
体勢を立て直してからシュウは右手に片手剣、左手を手刀へと変えるとスキルリーパーとの距離を詰める。
「行くぞ、キリト!!」
「おう!!」
スカルリーパーの鎌が逃げ惑うプレイヤーたちを容赦無く襲う。鎌がプレイヤーの命を狩りとる寸前で、
「下がれ!!」
キリトが二本の剣で鎌の攻撃を受け流す。
しかし、とてつもない重さにキリトはいつ押し負けてもおかしくない。
「キリト君!!」
そこにアスナが追撃し、鎌をギリギリで食い止めている。
「もうちょっと耐えてくれ!」
キリトたちが受け止める鎌の下へと潜り込むと膝を曲げ、重心を落とす。膝に溜め込まれた力を一気に解放し、左腕を真上へと振り上げる。
───手刀縦剣技《上波烈》
骸骨の鎌が上へと弾き飛ばされる。体勢を完全に崩した。しかし、それでももう一方の鎌がこちらを狙って来る。
意識を左から右へと入れ替える。しかし、あまりの早さにソードスキルの発動が間に合わない。
即死レベルのダメージが直撃しそうになる瞬間、シュウの前に十字の盾を持つプレイヤーが現れる。ヒースクリフだ。スカルリーパーの鎌を受け流す。
その隙にソードスキルが発動可能状態へとなる。
「スイッチ!」
シュウの言葉にヒースクリフは一瞥することなく後方へと飛び退いた。
ジェットエンジンのような音とともにシュウは鎌めがけて突進する。
───片手剣重単発技《ヴォーパル・ストライク》
大きく体勢を崩したスカルリーパーへとプレイヤーたちが追撃を加える。
「二人同時に受ければいける。私たちならできるよ」
アスナがキリトに言葉をかける。キリトがそれに大
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ