暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D/EXTELLA
旧校舎のディアボロス
狂人神父登場
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 凄いな。

 「あにしてんだよこのクソアマ! 結界はテメェの仕事だろうが」
フリードが蹴りつけようと足を出すが、その足を逆に蹴り上げ続けざま腹部を蹴りつける。

 「イッター! お前マジウゼェ」
殺気を出し睨みつけて、拳銃を向けて撃ってこようとしたが、リアスの声によって中断された。

 「私は私の下僕を傷つける輩を、絶対に許さないことにしているの。特にあなたのような下品極まりない者に、自分を所有物を傷つけられるのは本当に我慢ならないわ!」
リアスの周囲に魔力の波動が発生している。
これには応えたのか後ずさりする。

 「おっと。この力不味くねぇ? つか、かなりヤバ?」
ソファーを落ち上げていた小猫が、急に鼻を引くつかせリアスに報告する。

 「堕天使複数」

 「アッハハハハ! 形成逆転ですな。皆さんまとめて光の餌食ケテーイ!」
突如天井に、青いゲートみたいなのが徐々に開いていく。
魔方陣と同じ類のものか。

 「部長」
朱乃の言葉に、リアスはすぐ決断した。

 「今はイッセーの回収が先決ね。朱乃、ジャンプの用意を。小猫、イッセーをお願い」

 「「はい」」
朱乃は呪文を唱え始め、小猫はソファーをフリードへ投げつけ一誠を抱える。

 「クソ悪魔どもは!? 逃がすか・・・ッてわたたた、イタイ!」
避けそこね、背に直撃し倒れる。
その間に魔方陣は完成し、俺とアーシア以外の皆魔方陣に入り込む。

 「部長! あの子も一緒に」

 「それは無理。この魔方陣は、私の眷属しかジャンプ出来ない。そしてトーヤも無理なの」
一誠が懇願するが、部長は素っ気無く応える。
リアスが俺を直視してくる。どうするの? と言わんばかりに。

 「何とか切り抜けるさ」

 「そう。分かったわ」
それを最後に魔方陣が強く光だし、ジャンプした。

 「う〜ん、イテテテ。このクソ悪m」

 「もう少し寝てろ」

 「イタイ!」
近くにあったテーブルを持って後頭部を殴り、再び気絶させる。

 「掴まれ」

 「え? キャッ!!」
俺はアーシアの背と膝裏に手を回し、お姫様抱っこで家を出る。

 「舌を噛むから口を閉じてろ」

 「は、はい!」
頬を紅く染めながらも、キュッと音がしそうな口の閉じ方をした。
大きく息を吐き、一気に駆け出す。

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