旧校舎のディアボロス
狂人神父登場
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
に話さなくていい。今は少しでも気分を抑えるんだ」
震える身体を押さえ込むよに抱きしめ背中を叩く。
怖いはずなのに、無茶する。
俺が制服の上を羽織らせてやると、フリードが叫びだした。
「アーーーーー!! ムカつく! 俺チョームカつきました!! クソ悪魔に魅入られた人間に倒されるなんて、マジムカつくぜ! クソがーーーッ!!・・・決めた。二人は楽に殺しません。何十倍の苦しさを与えてから殺してやりますよ。だから、とっとと俺に斬らせろーーー!」
飛び出してきて斬りかかって来る。
防ごうとした時、目の前に赤い魔方陣が出現し、木場が飛び出し剣がぶつかり鍔迫りになる。
「木場!」
「兵藤君、トーヤ君。助けに来たよ」
鍔迫りしててもスマイルを送ってくる木場。
「あらあら、これは大変ですわね」
「・・・・・・エクソシスト」
驚いている朱乃に続き、フリードを睨むように見る小猫。
救援はありがたいが、もう少し早く来れなかったのか?
「みんな!」
「ひゃっほう! 悪魔の団体様のご到着」
「悪いね。彼らは僕らの仲間なんだ」
「おー! 良いねそう言うの。んー何かい!? キミが攻めで彼が受け? それとも逆かな?」
「神父とは思えない下品な口だ」
「上品ぶるなよ、クソ悪魔。テメェらクソ虫を狩ることが俺の生き甲斐だ。黙って俺に殺されりゃ良いんだよ」
「悪魔だって、相手を選びますわ」
微笑みながら言う朱乃だが、視線は鋭い。
しかし、フリードは臆することなく身体を抱きしめる。
「良いよ、良いよその熱視線。ああこれは恋? いや殺意? 殺意を向けるのも向けられるのもたまらないね! ンヒヒヒ!」
「なら消し飛ぶがいいわ」
下品な笑みを浮かべていたフリードだが、冷徹な声と自分に向かってくる魔力に顔色を変え、その場から飛び退く。魔力は床を直撃し消し飛ばした。
振り向くと、一誠の前にリアスが立っていた。
「私の可愛い下僕を、可愛がってくれたみたいね」
「部長!」
「おお! これまた真打登場? はいはい可愛がってあげましたがそれが何か?」
自分が不利なはずなのに、嬉々としている態度は崩れないフリード。
イカレてるから、まともな神経が無いのか?
「大丈夫、イッセー? トーヤ」
「俺は何ともないが、俺の不注意で一誠が撃たれてケガを負った」
リアスが傷跡を見ると、一誠が謝罪する。
「すみません。叱られたばっかなのに、俺またこんなこと・・・」
「こんなにケガしちゃって。ゴメンなさいね。はぐれ悪魔祓い≪エクソシスト≫が来ていたなんて。さっきまで結界が張られていて、気がつかなかったの」
アーシアが張った結界で救援が遅れたのか?
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ