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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic32プライソン戦役終結〜The Truth〜
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して来るルシル君を呼ぶ。ルシル君も私に気付いてくれたみたいで、私たちの側に降り立ってくれた。今のルシル君は変身魔法を使ってるみたいで、本来の身長以上に高くなってた。
「ルシル君。それにアイリも。お疲れのところ悪いけど・・・」
「問題ないよ。良い具合に体も温まっているし、魔力だって充足だ」
『楽勝だったね。レーゼフェアなんて、ルシルとアイリの敵じゃ無かったよ』
「ああ、そうだったな。・・・それじゃあ始めるよ。我が手に携えしは友が誇りし至高の幻想」
ルシル君の口から発せられた呪文。それでルシル君は複製権限を取り戻せたことを知った。ルシル君から漏れ出す魔力量に辺りがざわめく。
「これより瓦礫を浮かせます! 要救助者の回収をお願いします!」
ルシル君の言葉にみんなが「了解です!」と応じて、瓦礫の山から離れてく。瓦礫の山から全員が離れたのを確認したルシル君が地面に右手を付いた。
「
反重力
(
ニクス・フォース
)
」
ギンッと鈍い音が聞こえたかと思えば、瓦礫が次々と浮き始めて「おお!」歓声が上がる。そして武装隊員たちが要救助者を保護して、騎士たちが浮いた瓦礫を撤去して、姿の見えた要救助者を他の武装隊員や騎士の皆さんが運び出して、安全な場所で私たち医務官が治療に当たる。それを繰り返して・・・
「――お疲れ様です! 全要救助者の救助を完了!」
「セインテスト調査官。引き続き瓦礫撤去作業にご協力願えますか?」
「もちろん」
次の現場の位置を確認し終えた「ルシル君、ちょっといい?」を呼び止めた。私に振り返った彼は「何かあったか?」って側に駆け寄ってくれた。
「後で知ることになると思うけど、ゼスト・グランガイツ一尉がレジアス・ゲイズ中将、オーリス・ゲイズ秘書官を逮捕したわ」
まずはそれから伝える。グランガイツ一尉は以前、ルシル君と一緒にプライソンのアジトへ潜入捜査した首都防衛隊の一部隊を預かる隊長。メガーヌ准尉やクイント准尉もその部隊の分隊長ね。
「そうか。目を覚ましてくれたんだな・・・。クイントさんとメガーヌさんも喜ぶだろう」
「ええ。あともう1つ。これはアイリちゃんに」
『ん?』
「アギトちゃんを無事に取り戻せたわ。ベルカで一緒に過ごした時間の記憶もばっちり戻ってるって」
シグナムからそう連絡を受けた。これでようやくオーディンさんファミリーが勢ぞろい・・・というわけでもないけど、それでも揃うことは出来た。出来ればアインスが生きてる間にアギトちゃんと合流したかったけれど・・・。
『ホント!? アギトお姉ちゃん、戻って来る!?』
「ええ。でも洗脳されていたとはいえ、犯してきた罪は消えないわ。数ヵ月、数年は拘置所か隔離施設に入れられると思う」
『・・
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