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Fate/Night raid Akame ga kill !!
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?Fate?
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そこは、空に立つ大地だった。
無限に広い蒼穹の空にポツンと置かれたそこはまるで一枚の白紙に黒ペンを押し付けたときにできる点のようなものだ。
「・・・・・・」
そこにその
人物
(
・・
)
はいた。
空に浮いた大地の最上部、平らな地面の上に置かれた昭和風のちゃぶ台とレトロなテレビ。
なぜかそこには座敷が四畳半の正方形が出来上がっていた。
あまりに不自然、否、そもそもこの世界そのものが不自然で出来上がっている。白い服・・・・・・来ているのは男性なのだから
巫
(
かんなぎ
)
と呼ぶのが正しいだろうーーーは、うーんと唸りながらテレビを見て頬杖をつく。
「────また、見ているのですか」
すると男の背後から女性の声がする。透き通った水のような声は聞くものを安心させ、優しく包み込むだろう、水の中で重力から解放されたかのようなあの高揚感。
たった一言、未だ振り向くことはしない男はうーんと声を漏らすだけ。普通の男なら声の主の女性はどの様な姿なのだろう、美しい声と同じ、いや、それ以上だろうと尊顔に身体を向くところをこの男は見向きもしない。
「いい加減、諦めたらどうですか」
何をーーーと男は口にしない。
「はっきり申し上げます。
彼
(
・
)
は
肉体
(
うつわ
)
こそ有りますが、中身が
空
(
から
)
です」
「そうだね」
「・・・・・・。 無いとは言い過ぎました。 ですが、殆ど無いではありませんか。
なのに、まだ彼にしたいと言うのですか?」
女が言葉を言い終えたところで男は彼女と向きを合わせた。
目の前に移るは絶世の美女、男と同じ白の巫女服、服から覗く肌が身につけた服と同じく純白。
セミロングに切り揃えられた白髪は陽に照らされ銀色にも見える。
そして男も、この世に二人といないだろう美男子。女とは対照的に黒く暗い頭髪は長すぎず、短すぎずといった絶妙な長さで抑えられてる。
ーーー美女と美男子。
この二人の空間に割って入れるものなどいない。きっとこの場に第三者がいればなんでお似合いなんだろうと、うっとりとした溜息を吐いたに違いない。
だが、二人の空気はそんな甘いものなど微塵も漂らせてなかった。
見つめ合う二人、対面する顔、見上げる男、見下げる女。
口を開いたのは男だった。
「こいつがいいんだ」
「 ですが──」
「こいつじゃなきゃ、誰がやっても同じだ。 こいつがいい。 俺と同じのこいつじゃなきゃダメだ、絶対ダメだ、こいつ以外は認めない、認められない、断固拒否する、拒絶する、こいつにしろ」
「───────」
まるで子供のワガママ。こんな駄々っ子いますぐ突き落としてやろうかと本気で思った、が、すぐに冷静になり思い止まった。
五秒の睨み合いが十秒へ、二十秒、三十、五十、一分を過ぎた
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