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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十二話 暴言
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へったくれも無く、ただ強大な魔力を感性で施行しているなのはに驚いている。

「偶然の出会いで魔法を得て、たまたま魔力が大きかったってだけの、たった9歳の女の子が、魔法と出会ってから僅か数ヶ月で命がけの実戦を繰り返したの」

モニターの中のなのはが、デバインバスターを撃つ。

「9歳の子供が砲撃!?」

9歳でデバインバスターを撃ったと言う事実に驚愕するスバル。

「身体が保つのか…え?」

映像を見ていたアスカが、突然出てきたもう一人の登場人物を見て声を上げた。

それは、よく知る人物だったからだ。

「これ…」「フェイトさん?」

エリオとキャロも、その映像を見て言葉を失ってしまう。

モニターの中で、なのはとフェイトは戦いを繰り広げていた。模擬戦ではない。

明らかに実戦だ。

「フェイトちゃんは当時、家族環境が複雑でね。あるロストロギアを巡って敵同士だったんだって」

映像を見て固まってしまっているフォワードメンバーに、シャマルが説明する。

「この事件の中心人物はテスタロッサの母。その名を取ってプレシア・テスタロッサ事件、あるいはジュエルシード事件と呼ばれている」

シグナムが映像を見ながら言う。

モニターの中の戦闘は苛烈を極めた。

なのはが魔法陣を展開し、バインドで拘束したフェイトに向けてレイジングハートを構えている。

「あの術式!うそだろ!?」

アスカが声を上げた瞬間、ピンクの光がフェイトに向けて撃ち放たれる。

「収束砲?こんな大きな!」

エリオが唖然としてしまっている。

「9歳の…女の子が…」

衝撃の連続でスバルが呟く。

「そんな…ただでさえ大威力砲撃は、身体にひどい負担がかかるのに…」

自分より1歳年下の時に、収束砲を撃ち出すなのはを見て、キャロも言葉を無くしてしまう。

「どんな状況だったんだよ…9歳でスターライトブレイカーなんて…」

アスカの呟きがティアナの耳に届く。

ティアナは何も言わず、ジッとモニターを見つめている。

ただ、その目はどこか悲しげだった。

「その後もな、さほど時を置かず戦いは続いた」

シグナムは淡々と言うが、モニターには更に信じられない映像が映し出された。

なのはとヴィータの戦闘シーンだ。

「な…んで?」(どういう関係なんだ?隊長達と副隊長達って?)

アスカがシグナムとシャマルを見る。

「私達が深く関わった”闇の書”事件」

シャマルが目を伏せる。

「襲撃戦での撃墜未遂と敗北」

「「あ!」」

モニターでは、ヴィータがなのはを打ちのめしたシーンが映し出された。

スバルとエリオが思わず悲鳴を上げ、キャロは口に手を当てて何と
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