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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十二話 暴言
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痛みに声を上げ、自由にならない身体に涙する。
ポトリ
ティアナが手にしていた氷嚢を落とした。その目には涙が滲んでいる。
「無茶をしても、命を賭けても譲れぬ戦いの場は確かにある。だが…」
シグナムがティアナを見据える。
「お前がミスショットをした場面は、自分の仲間の安全や、命を賭けてでも、どうしても撃たねばならない状況だったか?」
諭すようなシグナムの言葉に、ティアナはその時の情景を思い出す。
限界を超えた魔法。制御できなかった力。
「あ……」
「訓練中のあの技は、いったい誰の為の、何の為の技だ」
シグナムは静かにそう言った。
ここにきて、ティアナはようやく理解した。
自分のしてきた事を。俯き、唇を噛む。
「なのはさん、みんなにさ、自分と同じ思いをさせたくないんだよ」
シャーリーがフォワードメンバーに目を向ける。
「だから、無茶なんてしなくてもいいように、絶対、絶対みんなが元気に帰ってこられるようにって…本当に…丁寧に……一生…懸命考えて教えてくれてるんだよ」
シャーリーは震える声で、涙を流した。
静まりかえる中、モニターの中のなのはが懸命にリハビリを行っている映像が流れ続けた。
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