0034話『占守島奪還作戦 −後編−』
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だろう…?」
「それもありますが、もう少し自身の事を労わってくださいね…?
例の話が出てからこの鎮守府の艦娘のほとんどは提督の事を心配しているんですから。
もちろん私もです。
ですから絶対に落ちないでくださいね…?」
「ああ、約束する」
「でしたらいいんですが…」
それでまだ明石がなにかを言いたそうにしていたが、私の覚悟ももう決まっているのもあってか、これ以上は追及はされなかった。
心配かけてすまないな、明石…。
必ず無事に全員帰ってこれるように頑張るとするよ。
心の中でそう思っている時だった。
「提督、改装が終わりました。大淀、いけます!」
「わかった。ではすぐにメンバーを集めて出撃してくれ」
「はい!」
それで大淀は出撃するために港へと向かっていった。
先日と同じ編成で、しかし私は紫雲を積んで多少攻撃力が落ちてしまっていますがそれでも戦力のかなめになります。
それを証明するためにこの戦い、必ず勝ちに行きます!
そんな提督の思いを形にするために私達は占守島エリアへと進んでいきました。
道中の敵深海棲艦を倒しながらも、先日逸れてしまった箇所へと到着しました。
「それでは大淀。吾輩達とともに索敵をするぞ?」
「はい、利根さん」
それで私は紫雲を飛ばす。
しばらくして索敵が完了したのか、
「利根姉さん! 索敵範囲内に北端上陸姫と随伴艦の深海棲艦群を発見!」
「よし! 索敵成功だな! いくぞ、皆の衆!」
「「「了解!」」」
利根さんの号令で私達は即座に単縦陣を組んで北端上陸姫へと攻撃を仕掛けていきました。
基地航空隊の攻撃、支援艦隊の攻撃が命中していき、まずは深海棲艦の護衛艦隊である取り巻きを沈める。
そして全部沈めた後に本体へと攻撃を仕掛けていく。
「ごめんなさい…。やられてしまったわぁ…」
そこに昼の状態で荒潮さんがル級の攻撃を受けて大破してしまい、夜戦の戦力が減ってしまった事に焦りを見せる皆さんですが、殿の私がまだほぼ無傷です。
ならばできないことはない!
あちらも残っているのは北端上陸姫とル級のみ。
ならば後はやるだけです!
「皆の者! 夜戦へと突入するぞ! これで決着をつけるのじゃ!」
「「「了解!」」」
そして夜戦へと突入していき、利根さんがまずル級を叩きました。
「ヤラレテバカリデハ、ナイヨ…ッ!」
しかし反撃ともいうべき北端上陸姫は筑摩さんへと攻撃を仕掛けます。
でも筑摩さんは奇跡的に小破ですんで、
「やります!」
筑摩さんの攻撃で北端上陸姫の動きが鈍りました。
「皆さん、今です! 総攻撃を!」
「はい! 秋月、やります!!」
「朝潮、吶喊します!
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