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FGO 侵蝕異界森林ヘルヘイム
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か?質問があるようなら答えられる範囲で答えよう」

『ありがとう。僕はロマンだ。まず聞きたいのは、この森に関してだ』

「ヘルヘイムの森、オレの出身世界ではそう呼ばれていた。森に侵食されて既に滅んだがな。オレは唯一の生き残りだ」

『それはどうやったんだい?』

「偶々オレが毒に耐えれる身体を持っていた。そのおかげで意識だけは失わずに身体が作り変わった。森の力を超越した存在、オーバーロードにな。他にも一人だけ毒が少しずつ回る内に毒への抗体を得てオーバーロードになった者がいたが、戦いの中で散っていった」

『すまない』

「古い話だ。気にしていない。それよりも君達は元の世界に戻れ。対策がなければ此処ではすぐに毒が君達を殺すことになる。君達の世界への侵食はオレが止める」

『原因は分かっているのかい?』

「何か外からの異物がオレがこの森の封印に使っていた力を汲み上げたような状態だろうからな。オレの力の方向に向かえば自ずと原因が分かるだろう」

『そうか。実は僕たちはその原因に心当たりがあってね。出来れば協力してくれるとありがたいんだが』

「そうは言っても毒への対策がないなら足手まといにしかならない。先程も言ったがオレも抜け殻に近い。多少の力を取り戻しても一人分の戦極ドライバーしか用意できそうにない」

『戦極ドライバー?』

「簡単に言えば毒を取り除くフィルターだ。そしてインベスに対抗するための鎧、アーマードライダーへの変身ツールだ。オレの世界の叡智の結晶だ。だが、量産が間に合わず、森の侵食が早かったために戦況をひっくり返すことまではできなかった」

近くにあった果実をもぎ取りロックシードに変化させる。おっ、スイカアームズだ。ラッキーだな。

「戦極ドライバーにこのロックシードを装着することでアーマードライダーの鎧と武器を構成する。今のオレはこれに頼らなければ戦うことが出来ない」

『なら、毒を防ぐ方法に心当たりは?』

「触れるな。攻撃は躱すか、弾くか、それとも装甲で受けるかだな。大気中の毒はあれだ、超高性能なフィルターを用意すれば多少は防げるはずだ。多少の解毒ならしてやれるが、少しずつ侵食されていると考えてくれ。オレが限界だと思ったら絶対に退却することだ。インベスになったなら、オレが斬り殺す」

『それはこちらでも気をつける。彼女には絶対に倒れてもらっては困るから』

「彼女?彼女たちではないのか?」

『ああ、それはだね』










「なるほど、人類の全てを背負ったか」

「はい」

「オレも似たような感じだが、結構辛い。投げ出したくなることもあるだろう。だから、似たような先輩からアドバイス、周りを頼れ。オレは出来なかった。全部自分の内に
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