FGO 侵蝕異界森林ヘルヘイム
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者達の姿が見えた。先頭は金髪の赤いドレスの女、その後ろに橙髪でどこか学生服に似たような服の少女とその背に背負われている顔に傷のある少女、最後尾に大きな盾を持った少女だった。
「奏者よ、前にも何かがおる!!」
「挟み込まれた!?」
女達がオレに気付いて声を上げる。
「ああ、日本語か、懐かしいな」
「喋った!?しかも日本語だよ!?」
驚いて足が止まってしまっている。このままでは追いつかれるな。仕方あるまい。
身体に巻き付いている蔦などを引きちぎりながら立ち上がる。
「むっ、力を奪われているのか。仕方ないか」
まだ人だった頃の姿に戻り、残された力をかき集めてオレ達の世界の人類が作り出した叡智の結晶を2つ生み出す。
「えっ、人だったの!?」
片方を腰に巻き付け、もう片方のスイッチを入れる。
『オレンジ』
それを腰に巻き付けたベルト、戦極ドライバーのバックル部分に装着して固定する。
『LOCK ON』
「変身!!」
カッティングブレードを倒すと同時に、頭上にオレンジアームズが出現する。
『ソイヤッ!!オレンジアームズ!!花道オンステージ!!』
オレンジアームズが落ちてきて装着が完了する。
「オレンジが鎧になった!?」
「下がっていろ。ここからはオレの独壇場だ!!」
無双セイバーと大橙丸を抜いてインベスに向かって走る。オレの命令を受け付けない時点で少し不安だったが攻撃は十分通じている。強さも変わっていないということは、オレより力の強いオーバーロードが産まれたか、代わりになる存在が居るということだ。
下級インベスが一箇所に固まるように切り捨てた後、走りながら無双セイバーと大橙丸を放り投げて、カッティングブレードを1回倒して飛び上がる。
『オレンジ・スカッシュ!!』
「セイヤァ!!」
オレンジ型のエネルギーを潜り抜け、飛び蹴りをインベスの群れに叩き込む。インベスが吹き飛び、爆発する。
「あ、貴方は何者なの?」
「一番最初は人間だった。その後はインベス達のボスのオーバーロード、そしてその中で一番強い王。今は、その抜け殻のような力しか残っていない何かだ。こんな森だ、すぐに引き返すことをオススメしよう。背中の彼女のように毒に侵されることになる。毒が回りきればインベス、先程追って来ていたやつのようになるぞ」
変身を解除して、4人の中でリーダーと思われる少女の背中で苦しんでいる少女の傷口に手を触れて毒を抜き出す。
「この森の空気にも毒が含まれているし、果実には濃縮された毒が、インベスにも毒が含まれている。この森は、今は異常が起きている。逃げれるなら早く逃げるんだ」
『ちょっといいかな?』
「通信か何か
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