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ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜《修正版》
SAO編ーアインクラッドー
11.虚言と死神
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マップを見る限りどこかおかしい。キリトは全くとして動こうとしていない。
「まさか……」
シュウはより一層加速し、キリトたちの元へと駆けつける。
あの角を曲がればキリトが居るはずだ。
シュウが最後の角を曲がった時、驚愕の光景が広がっていた。
地面に倒れこむキリトと血盟騎士団のフォーワード指揮のゴドフリー。そしてゴドフリーの背中に大剣を突き刺す血盟騎士団のプレイヤー。
「あぁぁぁ!!」
「ゴドフリー!!」
キリトが叫ぶ。
それと同時にシュウは片手剣を抜き取って大剣を持つプレイヤーめがけて突進する。
───片手剣突進技《レイジスパイク》
「テメェ、何してやがる!?」
「シュウ!」
キリトの叫びに振り向いた大剣のプレイヤーが驚きを表情に浮かべる。その時だった。シュウの片手剣は何かと衝突する。それとともに発動していたソードスキルがキャンセルされる。
「なに!?」
それに合わせたかのようにどこからともなく現れた四人のプレイヤーがシュウに一気に襲いかかってくる。
間一髪のところで《クイックチェンジ》が発動し、両腕が光が灯されたと同時に身体に捻ってわずかに膝を曲げる。
システムが起動したとともに右足を地面に杭のように刺したイメージで軸とし、捻っていた身体を解放する。
───二手刀流旋回技《双嵐転》
すると四人のプレイヤーは即座にガード姿勢に入り、手刀を受けるのを回避する。
一瞬の判断であそこまで行えるということは、こいつらかなり対人戦闘に慣れている証拠だ。
「なんだテメェら、邪魔をするならお前らもろとも殺すぞ」
すると全員がわずかに退いたかと思うと、
「そうだ。……お前は、そうでなくてはな」
背後からの強烈な殺気。
振り向くよりも先に右腕を顔の前へと持ってくる。そして振り返ると同時にそれを横へ薙いだ。
金属が弾かれる甲高い音が鳴り響く。
ほんの数秒でも判断が遅れていたら直撃は間逃れなかった。
そこにいたのはボロ切れのような布をまとった男がこちらを睨みつけていた。
「……ライア」
「光栄じゃないか……俺の名前を覚えてくれてよ、《死神》さん」
その言葉にシュウは心臓も鼓動が速くなる。
仮想世界にそんなものなど存在しないはずだが、シュウは平然としていられない。
すると後方からクラディールの狂った声が聞こえる。
「早くそのガキを連れて消えろ……ライア!」
「お前こそ消えたらどうだ、クラディール? 相当《黒の剣士》に恨みがあるようだが、所詮はお前も本物ではないただのプレイヤーに過ぎない」
その言葉にクラディールは怒り狂ったようにこちらを睨みつける。
今のうちに、とシュウが動こうとする
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