第18話
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見ると、リィン達L小隊がナーシェン達の行く手を阻むかのように立ち塞がって武器を構えていた!
「バカな!?この避難通路はオルディスの防衛部隊を除けばオルディスの貴族の中でも非常に限られた貴族達にしか知らされていない避難通路だぞ!?なのに何故、早々とこの避難通路を見つけ、先回りできたのだ!?」
リィン達を確認したナーシェンは信じられない表情で声を上げ
「―――私がその”オルディスの貴族の中でも非常に限られた貴族達にしか知らされていない貴族の一員でした”から、先回りができただけの事です。」
ナーシェンの問いかけに対してステラは静かな表情で答えた。
「何だと……?―――――!き、貴様……まさか”ディアメル伯爵家”の……!?」
ステラの言葉を聞いて眉を顰めたナーシェンはステラの顔をよく見て何かに気づくと驚きの表情でステラを見つめ
「はい、お久しぶりです。」
「何故今まで姿を眩ませていた貴様がここに……――――!ま、まさか貴様……祖国を裏切り、メンフィルに寝返ったのか!?」
ステラの登場に困惑していたナーシェンだったが何かに気づくと怒りの表情でステラを睨んだ。
「………こうしてお会いして改めて思いました……私の選択は、正しかったのだと。あなたに嫁げば……私はこの世の誰よりも不幸だったはず。」
「フン!格下の貴族の……それも実家どころか祖国を捨てた挙句祖国の侵略を手助けする薄汚い娘が大層な口を!私はカイエン公爵家の長男、ナーシェン・カイエン!いずれはこのエレボニア皇帝を統べる者だ!しかもよく見ればそこの金髪の男を除けば子供ばかりではないか……その程度の戦力でこの私を討つとは100年早い!お前達、あの薄汚い侵略者共を殲滅しろ!ただし黒髪の女だけは生かして捕えろ!あの女にはこの私が直々に裁く必要があるしな、クックックッ……!」
「ハッ!」
ステラの話を聞いて鼻を鳴らしたナーシェンは部下達に指示をし、ナーシェンの指示に頷いた部下達はそれぞれ銃剣を構え
「L小隊隊長、リィン・シュバルツァー以下4名。これより敵の殲滅を開始する。行くぞ、みんなっ!」
「「はいっ!」」
「おうっ!」
対するリィンも号令をかけて、ステラ達と共に貴族連合軍の兵士達との戦闘を開始した!
「「喰らえっ!」」
貴族連合軍の兵士達の一部は銃口をリィン達に向けて発砲しようとしたが
「―――遅い!」
「「グアッ!?」」
ステラが放った一瞬の早撃ちによる狙撃で広範囲を攻撃するクラフト―――クイックスナイプによって心臓を討たれて絶命して地面に倒れ
「「うおおおおおっ!」」
「吹雪よ、吹き荒れよ――――ストームブリザード!!」
「グウッ!?さ、寒い……!」
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