第17話
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
たせるように頑張れよ、小隊長殿♪」
「その呼び方は勘弁してくださいと何度言ったらわかるんですか、先輩………というか普通に考えたら、L小隊に先輩が加入するのでしたらL小隊の隊長の座は俺達を指導して頂いた先輩が就くべきだと思うのですが……」
微笑みを浮かべたステラの言葉に苦笑したフォルデはからかいの表情でリィンを見つめ、フォルデに見つめられたリィンは疲れた表情で溜息を吐いて指摘した。
「いやいや、俺だって自分の身は弁えているつもりだぜ?今回の戦争で生まれたメンフィルの新たな”英雄”と称えられているお前からただ、お前を指導した先輩であるからという理由だけで隊長の座を奪っちまったら俺がメンフィルの嫌われ者になるんだから、そんなのゴメンだぜ。」
「………………………」
フォルデの説明を聞いたリィンは複雑そうな表情をしたが
「それに隊長なんてめんどくさい役目に就いちまったら、休める時間が減っちまうだろう?」
「結局は可能な限り休憩時間を長くする事に行き着く訳ですか、先輩………」
親しみのある笑顔を浮かべて答えたフォルデの答えを聞くとステラ達と共に冷や汗をかいて脱力した後疲れた表情で呟いた。
「――――注目!」
するとその時空からファーミシルスの声が聞こえ、リィン達を含めたメンフィル兵達はファーミシルスに注目した。
「先程お前達もその目にしたように”黄金の羅刹”率いる貴族連合軍はメンフィルの新たな”力”の前によって為す術もなく敗れた。オルディスに残っているのは雑魚共と大した実力もないカイエン公の息子のみ!相手は雑魚ばかりなのだから、今まで行った作戦の中で一番早く終える事を目標にしなさい!――――総員、騎乗せよ!」
「イエス・コマンダー!」
ファーミシルスの叱咤激励にメンフィル兵達は大声で答えた後それぞれ騎馬に騎乗し
「―――これより”オルディス制圧作戦”を開始する!総員、突撃開始!!」
「オォォォオオォォォォォォオオオォォッッッ!!!!」
そしてオルディスに向かって突撃を開始した――――!
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ