第17話
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には戦士としての”誇り”はないのか、メンフィル帝国――――――――ッ!」
貴族連合軍同様”ペルソアティス”が放ったエネルギー波に呑みこまれたオーレリア将軍が操縦している機甲兵もオーレリア将軍の無念の咆哮と共に塵も残さず消し飛ばされた!そしてエネルギーが消えるとオーレリア将軍率いる貴族連合軍は”消滅”してオーレリア将軍達がいた場所は巨大なクレーターになっていた!
「こ、これがメンフィルの新兵器――――”歪竜”の”力”……!」
「あ、圧倒的すぎる……!」
「幾ら”竜の息吹”が強力だからと言って、あれ程の威力を出す等、ありえませんわ……!」
「言葉通り、まさに”瞬殺”だな。あんなとんでもない代物を保有しているメンフィル(おれたち)は”大陸最強”じゃなくて”大陸最凶”を名乗った方がいいんじゃねぇのか?」
一方メンフィル軍の陣地で待機し、”ペルソアティス”の攻撃の様子を見守っていたステラとリィンは信じられない表情をし、セレーネは表情を青褪めさせ、フォルデは疲れた表情で呟いた。
「―――何にしてもオルディス制圧の為の一番の障害である”黄金の羅刹”は先程の”歪竜”の攻撃で戦死しました。後はオルディスを制圧し、ナーシェン・カイエンを討ち取るだけです。」
「ステラ……その、大丈夫か?オルディスは君の故郷で、しかもナーシェン・カイエンは”元”とはいえ、君の婚約者だろう?」
そして静かな表情で呟いたステラの言葉を聞いたリィンは心配そうな表情でステラを見つめた。
「お気遣いありがとうございます。ただ、以前にもお答えしたと思いますが、実家や祖国に未練はありませんから心配は無用です。――――ですからメンフィルに亡命するまで生きてきた故郷を制圧する事に躊躇いや罪悪感は湧きませんし、できれば真の意味で過去と決別する為に私自身の手でナーシェン・カイエンを討ち取りたいと思っているくらいです。」
「ステラ……わかった。ステラにはバリアハートやパンダグリュエルで手伝ってもらった件もあるから、その恩を返す意味でもステラ自身の手でナーシェン・カイエンを討たせる為に全力でサポートする。」
「勿論わたくしもこの場にはいないエリゼお姉様の分も含めてお手伝いさせて頂きますわ。」
「ま、後輩の世話をするのが”先輩”の役目だからな。微力ながら俺も手伝わせてもらうぜ。」
ステラの決意を知ったリィン達はそれぞれステラに協力を申し出
「ありがとうございます、皆さん。……改めて思いました。メンフィルに亡命した私の判断は間違っていなかったと。メンフィルに亡命しなければ、リィンさん達と出会う事ができなかったのですから……」
「相変わらず大げさな奴だな。――――と言う訳でせいぜいステラが目的を果
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