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NARUTO日向ネジ短篇
【繋がる心の軌跡】
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って下さい」

「そんなの、どうせいつかナルトが変えてくれるんでしょ? ……わたしハッキリ覚えてるんだからね、あの試合会場の客席に居たから。ナルトの声、会場いっぱいに響いてた」


『日向の憎しみの運命だかなんだか知んねーがな、オマエが無理だっつーならもう何もしなくていい!!』


「───『オレが火影になって、日向を変えてやるよ』……ですか」

「そうそう、でもナルトに任せっきりにするのも不安じゃない? ほんとに火影になれるかも分かんないし。…だからわたし達で、内側から少しづつでも日向を変えて行くの。ね、兄さまっ」

「あいつなら……ナルトなら、きっと火影になりますよ。ですが、そうですね……、あいつばかりに期待するのは良くない。身内の問題くらい、自分達で変えてゆく努力はしなければいけませんね」

 ネジは穏やかな表情で述べた。

「ふふ、そういうこと! ──わたしはネジ兄さまが日向当主になるべきだって、確信してるから」

 ハナビは屈託のない笑顔を向け、ネジはそれに対し困ったような微笑を浮かべるにとどめた。


※大戦後のネジの生存

 病室にて。

「──・・・ヒナタ姉さま、少しネジ兄さまと二人きりにしてくれないかな」

「うん、分かった。…じゃあネジ兄さんの事お願いね、ハナビ」

「ハナビ様……、あの時のようにまた俺の上に乗っからないで下さいね?」

 病室のベッドに上体を少しだけ起こして横たわるネジは、苦笑気味に言った。

「しないよそんなこと…! てゆうか兄さま、敬語はもう必要ないでしょ? 分家も宗家も関係ない、あんな大きな戦争が終わって……ネジ兄さまの額の呪印も消えたんだから」

「──ヒナタにも、そう言われた。ハナビ……これからは、敬語をやめにするよ」

「うん、それでいいよ。この際だからウチの父上のこともヒアシ伯父さんって呼んじゃえばっ?」

「いや、まぁ…、伯父上ならありうるが……。ハナビは、俺を“兄さま”と呼ぶのは変えないのか?」

「そこは変えるつもりないよ。ヒナタ姉さまがネジ兄さんってずっと呼んでるように、わたしにとってネジ兄さまは兄さまだから。──・・・ネジ兄さまの呪印が消えたのはある意味良かったけど、でも一度死んじゃったようなもので、白眼も使えなくなっちゃったし……大戦の後遺症のこともあって、もう忍としてはやっていけない身体になったんだよね」

「…………」

「修行、つけてもらえなくなっちゃったな。それは姉さまも同じだけど。これじゃあ……わたしとヒナタ姉さまがネジ兄さまを守れちゃうね。それに…、わたしの方が日向当主になっちゃうよっ?」

 困ったような笑みを浮かべるハナビに、僅かに寂しげな表情でネジは視線を逸らす。

「我ながら、情
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