暁 〜小説投稿サイト〜
ONEPIECE 空の王者が海を征す
空の王者、竜と会う
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
外へと走っていく、なんとかクロコダイルの魔の手から逃れる事は出来た。だがまだ終わっていない、急いで首都アルバーナへと向かわなければならない。だが此処から行くには距離がありすぎる、走っていくには無理がある。

「俺が飛ぶか!?」
「いやそれだとお前が体力を使う!ナミさん香水を吹いて!急いで!!」
「えっ香水!?わ、解った!!こう!?」
「はぁぁあああんメロリンラァアアブ?」
「やってる場合かサンジ!?」

何をやっているのかと咎める前に街の外へと着いてしまった。もう竜化するしか無いと思ったがサンジが三度やら無くて良いと止め前を見ると催促する。その言葉の通り前を見て見ると其処には先程の鰐と如何サイズの巨大なカニが此方へ迫って来ていた、何事かと思ったらその蟹の頭の上にはなんとチョッパーが乗っていた。

「チョッパー!?」
「何だありゃ!?」
「ヒッコシクラブ!!凄い幻のカニよ!!」
「皆乗って〜!マツゲの友達なんだ、アルバーナまで行ってくれるって!!」

なんと言うラクダのコミュニケーション能力。まさか一匹のラクダの友達にこんな巨大なカニがいるとは想像も出来なかった、鋏に乗って頭の上に乗ると手綱を持ったチョッパーが出発させた。身体を起こし巨体に見合ったスピードで足を動かし移動して行くカニ、これは頼もしい。ビビも何とか間に合うと希望に満ちた顔をしている。

―――だがその姫にクロコダイルの牙が迫った。ビビの身体に黄金のフックのような爪が食いつきそのままビビを攫うかのようにビビを連れ去った。それに超反応したのはルフィだった、素早く腕を伸ばし爪を掴みビビを救出しそのままカニへと投げた彼女を救ったが変わりにルフィがそのままクロコダイルの元へと連れされてしまう。

「お前ら先に行け!俺一人で良い!!ビビをちゃんと家まで送り届けろよぉ!!!」

そう言って遠ざかっていくルフィ、チョッパーは思わずカニを止めようとするがゾロがそれを止める。このまま進めと、何があっても進めと叫ぶ。

「ルフィさあああん!!!!」
「ビビィ!!また後で会おう!!!」

小さくなっていくルフィ、クロコダイルを抑えられればなんとかアルバーナへの間に合う可能性は多いにある。このまま進むしかない……!!がクロコダイルも甘くは無かった。ヒッコシクラブを追跡するかのように地面から土煙が上がっていた。

「おいなんか付いて来てるぞ!?」
「何だあれ!?」

それはまるで悪魔、頭部に生えた二本の捻り狂った角と鋭い牙が凶暴性を誇示しているかのよう。背中に鎧のような甲殻を持ち、強靭な両足と先端がまるで斧のようになっている巨大な尻尾。それはアラバスタに生息している生き物ではない、レウスだけがそれが何かを知っていた。《b》双角猛る砂漠の暴君《/b》と呼ばれる自分
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ