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ONEPIECE 空の王者が海を征す
空の王者、黒幕へと向かう
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ろう。こちらは常に後手に回るしかない、黒幕に振り回されるだけになってしまう。

「そ、それは……!!」
「お前はこの戦いで誰も死ななきゃいいと思ってるんだろ。甘いよお前」
「それが何が悪いの!?この国の人は何も悪くないのに、そんな人達が殺し合おうとしているのを止めようとして、人が死ななくて良いって思って何が悪いの!!!?」
「人は死ぬぞ」

普段の彼を知っている者なら考えられないほど冷静で詰めたい表情で淡々と事実を突きつけるルフィ、それを止めたいと願うのにそれを否定され遂にビビは怒りを露にしルフィを殴り付けた、彼の上へと乗り何度も何度も拳を振り下ろす。

「なんでお前は、命を掛けてんだ!!」
「だって、この国を救うには、私の命を賭けるしかないじゃない!!他に何を、賭けろって言うのよ!!!?」

振り下ろされる拳を受け止めたルフィはそのまま彼女を振り解き大声で叫んだ。

《big》「俺達の命ぐらい賭けてみろ、仲間だろうがぁ!!!」《/big》

言葉を受けた、お前の命一つで賭けたりないなら仲間の命を賭けろよ!!たった一人で100万の命を救おうとしていたビビにそれは大きく強い言葉。一人の、20にも満たない少女が背負うにはあまりにも重すぎる物を、一緒に背負うとルフィは言い切った。それにビビの心は潤った。

「本当はお前が1番悔しくて、あいつをぶっ飛ばしてェんだ……ビビ、クロコダイルの場所の何処だ!?」

号泣するビビとそれを周囲から見守る仲間、この時をもって目的は変更となった。反乱軍の元へ行くのではなく黒幕、クロコダイルを討伐する事へと。目的地はカトレアではなく、クロコダイルがいるレインベース……!!

「行くぞ、クロコダイルをぶっ飛ばしにぃ!!」
『おおおっ!!!』


「あ"あ"あ"っっっ〜……」
「おいおい昨日の威勢の良さと覇気は何処行ったんだよ」

ユバから北へ一日ほど行くとあると言うレインベース、反乱とは殆ど無縁なギャンブルの町。そこにクロコダイルがいる、威勢よく黒幕を倒す!と宣言した割りに暑さにやられて早くもヘロヘロになっているルフィそしてウソップ。チョッパーもゾロに引っ張って貰わずに頑張っていると言うのに締まらない。

「おいレウスゥ〜でっかくなって影、作ってくれよぉ〜……」
「これから戦うのに体力を浪費したくないんだけどな……」
「ケチィ〜…なら……!!」

レウスに断れたウソップは既に喉がカラカラらしく我慢出来なくなったのかルフィが首から提げている水筒目掛けて飛び掛った。ルフィも喉が渇いているだろうにそれには一切手を付けていない、ウソップが狙っていると解ると腕を伸ばし遠ざける。

「ゴムゴムの駄目だァ〜!!」
「良いじゃねえか一口ぐらい折角貰った水だろ!?」
「ゴムゴム
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