第二十三話 お江戸だよ全員集合
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・・・」
もうリアクションに困り果て普通に薬味入れてスバルに蕎麦を渡すと・・・
「・・・声を出すな」
そう言ってささくさと去っていく辻斬りスバル。それを見ていた光太郎は・・・
「・・・え?・・・辻斬りが蕎麦一杯?・・・ケチだな「蕎麦屋」?」
背中から刀を突きつけられる光太郎。
「ん?なに?」
「手を出せ」
「はい」
呆れながら手を出す光太郎
すると
「・・・勘定だ」
そう言って勘定渡してそそくさ去っていく辻斬りのスバルに光太郎はハリセンを持ち出し・・・
「・・・心臓に悪いよ」
「んぎゃ!!」
スバルの頭をひっぱたいた。
「で〜これがその時の竹光・・・暗くてよく見えなかった」
そう言ってスバルの持ってた竹光見せる光太郎。もう完全に笑い話と化している出会いだった。
「ていうか何で光太郎の兄い辻斬りと結婚したの?」
「だって・・・見てられなかったんだもん」
実は代金が足りずに蕎麦を注文したスバル。
その後肉体労働で屋台を引っ張らせていたのだが、あまりにも危なっかしかったので光太郎が引き取ったらしい。
「で?話を戻すけど・・・」
「お侍さん何で追われてるの?」
力之介と飛鳥乃進の問いに侍は答えた。
「はぁ・・・拙者こう見えて幕府に仕えていた武士であります」
「何で幕府の武士が仇持ちに?」
「拙者武士といいましても物書きでして・・・そこで帳簿のことを調べ書きに書いたところを確認していただきたく上司の者に申し出たところ・・・その上司が何者かに毒殺されていたんです・・・時悪く他の武士達が私を見つけてしまい・・・逃げました」
「ダメだよ・・・そんなとこで逃げちゃ・・・んで?変わったこと無かった?」
飛鳥乃進の言葉に武士は考えると・・・
「そういえば・・・暗殺の数日前に・・・南蛮からの使者が来たことしか・・・」
「特に変わったことなんか無いわな・・・南蛮からの使者が怪しいが・・・調べ直すしかないか・・・」
「けどどうする?面倒なことになりそうだし・・・こんなことに協力してくれる奴って・・・」
「「あ!」」
何かを思いついた力之介と飛鳥乃進はある武家屋敷に向かった。
サエグサ家武家屋敷
「・・・断る」
サエグサ家当主・ユウに調べなおしを申し出る力之介と飛鳥乃進だがあっさり申し出を蹴られた。
「もう調べは済んでるだろ?今更何やったって何もでねえって」
「お前・・・無実の人間がつみ問われるかもしれんのだぞ!?」
「けどな・・・お上が「本心は?」面倒くさい」
その言葉に・・・
「ユウ!調べてあげなさいよ!」
ユウの奥方
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