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勇者指令ダグオンA's どっこい
第二十三話 お江戸だよ全員集合
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「え?5両で身売りするんですか?」

流石の火鳥も?マークでいっぱいだった。

「誰もお前なんか買わないって」

「それはねカランコロン!!・・え?」

何故か1両投げつけられた。

「お助け〜!!」

「「「は?」」」

いきなり振ってきた1両小判に驚く力之介と飛鳥乃進の目の前に追われている浪人が・・・

「ななな!何だよお前!?」

「お助け!!」

力之介の影に隠れる浪人。それを追いかけてくる若侍の姿が・・・

「待てい!兄の仇!!」

その言葉に

「お前仇持ちか!?」

「滅相も無い!!」

そう言う浪人に襲い掛かる若侍の攻撃を受け止める力之介。

「ちょいまち!!えええ!!!」

巻き込まれた飛鳥乃進。

「うわ!!」

それは見物していた火鳥にも降りかかった。

「!!」

咄嗟にそこら辺にあった竹棒やら構え勇太郎は侍の刀を受け止めた。

「何奴!?」

「桃太郎・・・鬼退治です!!」

そう言って若侍を抑える火鳥。

それをチャンスだと思った力之介は飛鳥乃進を連れてどこかに撤退するのだった。



蕎麦屋『南黒』

「へいお待ち」

「ありがとう〜」

光太郎の蕎麦をすする力之介と飛鳥乃進。先ほどの浪人も一緒だ。

「は〜いお茶どうぞ〜」

「どうも〜・・・て!畢!俺の天ぷら食べるな!!」

お茶を持ってくる光太郎の女房スバルと力之介の蕎麦の天ぷらを食べる娘・畢。

「もう!畢!金平糖あげるから遊んでらっしゃい」

「・・・うん」

「スバル・・・それ俺がいつも藩主に食らってる奴じゃないよな」

「・・・大丈夫本物だから。はい」

「・・・うん」

畢に金平糖の袋を渡すスバル。畢は近所の子と遊びに行った。

「奥方お若いですね〜」

「いや〜それほどでも〜」

浪人の言葉に照れるスバル。

「お二人はどうやって知り合ったんですか?」

「あれは僕が若い頃だったな〜」

光太郎の回想が始まった。


夜道の屋台蕎麦『南黒』

「ふぅ〜そろそろお客さんも遠のいたし早仕舞いするかな。最近この当たりじゃ辻斬りが出るって命あっての物種っていうしね「・・・蕎麦屋」ん?」

光太郎の背後から刀を突きつける女性剣士スバル。

「え!あ!なに!?辻斬り!?お金?」

「・・・蕎麦を茹でろ」

「は?」

「いいから茹でろ」

なんのこっちゃと思いとりあえず要求どおり蕎麦茹でる光太郎。

すると

「・・・天ぷら」

「へ?」

「天ぷら!!」

スバルの要求どおり天ぷら入れる光太郎。

更に

「薬味」

「・・・
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