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魔法少女リリカルなのは〜英雄の力を持った少年達の物語〜
第5話:遭遇、5人の少年少女
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だと聞いている」

 あー、そう言うことか。いきなり見ず知らずの人間が現れたら疑問に思うもんな。

 二度も同じことを言いたくないが、質問されたからにはちゃんと答えないとな。

「昨日からこの学校に通うことになった『暗闇 真』だ」
「なんだ、転校生だったのか。そう言うことなら早く言えよなぁ」

 俺の返事にツンツンした茶髪の少年は俺にそう言った。

 いや、そうは言われても、困るんだが……。

「まぁまぁ、そう言いはりはな。一也(かずや)君」
「そうだよ、一也君。真君だっていきなり声を掛けられたら困るよね?」

 おっしゃる通り、色々困るのでマジやめてくれ。
 後、なのはさん、顔が近いのでもう少し離れてくれますか?

「なのはの言う通りだよ。それに勇治(ゆうじ)、さっきから真を睨みすぎだよ」
「俺は元々、こういう顔だ」
「全く、素直じゃないんだから」

 俺を置いて5人はそのまま会話をし、放置された俺はその隙に自分の席に座った。

 そう言えば、速水、遅いな。



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