暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜英雄の力を持った少年達の物語〜
第5話:遭遇、5人の少年少女
[1/2]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話



 フェニックスの遭遇から翌日。
 あの後、家に帰った暗闇 真()は速水から俺が転生する前に神に頼んでいた俺専用のデバイス『ゼロ』を貰い、急いで起動させた。
 その起動に随分時間が掛かり、お陰様でこっちは寝不足だ。

 そして現在、俺は学校に向かう途中だ。

 それにしても、

「眠い。つーか、昨日の今日でまたフェニックスみたいな奴とか来たらマジで最悪だ」
〈マスター、それはフラグなのでは?〉
「やめろ。俺の目の前で“フラグ”という言葉を使うな」
〈……少し考えておきます〉

 考えておきますって、主である俺に拒否権はないのか?
 まぁ、それはさておき、転生された5人の内、1人がわかったから、そいつに色々聞くとするか。

 それにしても、

「ふぁ〜……やっぱり眠い。つーか、帰りてぇ」
〈マスター、もう少ししたら学校に着きますので、それまで頑張ってください〉

 そうは言われても眠いものは眠いんだよ、こっちは。

 つーか、なんでお前が俺の相棒(バディ)なんだよ。










 それから少し時間が経過し、学校に着いた俺は教室に向かい、中に入ると、そこには見馴れない5人の少年少女がいた。

 とはいっても、その内3人の少女は、原作の『高町(たかまち) なのは』、『フェイト・テスタロッタ』、『八神(やがみ) はやて』だ。

 残り2人の少年は全く見馴れない顔だ。

 1人はスポーツ刈りの黒髪、もう1人はツンツンした茶髪。

「……お前、見ない顔だな」

 俺がそう思っていると、スポーツ刈りの少年が俺の存在に気づき、声を掛けた。
 それに釣られて、他の4人も俺に視点を向ける。

 そう言えば、昨日俺が来た時、いくつか席が空いていたな。

 丁度5人程席が空いていた。まさかと思ったが、そのまさかが当たってしまったみたいだ。

 それはさておき、この状況から察するに恐らく俺の目の前にいる2人は転生者だろう。

 何故そう言えるかって?
 デバイスのゼロを手にしてからかわからないが、どうも5人のオーラみたいなのが見えてな。あれは恐らく魔力だろう。
 その中でこの2人は他の3人と違って魔力量が多すぎることだ。
 それだけでわかるほどなのに、おまけと言わんばかりに色が独特すぎる。
 スポーツ刈りの少年は赤色一色。ツンツンした少年は銀色に近い色一色。
 この時点で二人は転生者としか言いようがない。

「おい、俺の声が聞こえないのか?」

 俺がそう思っていると、スポーツ刈りの少年がまた声を掛けた。

「あー、悪い悪い。少し考え事をしててな」
「考え事?」
「何際したことじゃない。それで何だって?」
「だから、お前は誰
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ