暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜《修正版》
SAO編ーアインクラッドー
09.青眼の悪魔
[8/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
アスナ、クラインが驚愕の表情を浮かべている。
「……スターバースト・ストリーム」
───二刀流上位剣技《スターバースト・ストリーム》
連続十六回攻撃を行う、二刀流上位剣技。星屑のように煌き飛び散る白光は、空間を灼くかの如き様。
二刀流の剣撃が嵐のようにグリームアイズの体に次々と叩き込まれる。だが、連続十六回攻撃なため、大変な隙が生まれスキル発動中に攻撃受けてしまう弱点がこの技にはある。
ダメージを受けようとキリトは引くこともなく二本の剣を振るう。白い光が空間を切り裂くと同時にグリームアイズが光の欠片となり消滅する。それと同時にキリトも地面に倒れこむ。
「キリト君!!」
倒れるキリトにアスナが寄り添う。
「キリト君!! キリト君ってば!!」
HPは風前の灯火くらいではあるがまだ残っている。二刀流上位剣技中でさえ、青眼の悪魔は攻撃をしてきた。今までのボスならば、そこまでの連撃を受ければ怯んだりするはずだ。
この層のボスはやはり以上だったと言える。
アスナが泣きながら何度もキリトの名を呼ぶ。
その声にキリトは目をゆっくりと開ける。
「どれくらい、意識失ってた」
「ほんの数秒よ。バカ! 無茶して」
アスナがキリトに抱きつく。
「あんまり締め付けると俺のHPがなくなるぞ」
重い空気がフィールドを包んでいた。
その空気のなかクラインは重々しく口を開いた。
「コーバッツと後、二人死んだ」
「ボス攻略で犠牲者が出たのは六十七層以来だな」
「こんなんが攻略って言えるかよ。コーバッツの馬鹿野郎が。死んじまったら何も言えねぇじゃねぇか」
確かにめちゃくちゃなやつではあったが死んでいいわけにはならない。あの時、アスナが飛び込まなかったらもっと甚大な被害が出ていただろう。
クラインがこの雰囲気を断ち切るように話題を変える。
「そりゃそうとオメェなんだよ、さっきのは」
「言わなきゃダメか?」
「アッたりめぇだ! 見たことねぇぞ。あんなの」
キリトがその重い口を開く。
「……エクストラスキルだよ。……《二刀流》」
その場にいたシュウを除いた全員が驚きの声を上げる。
「出現条件は?」
「わかってりゃ、もう公開してる」
「情報屋のスキルリストには載ってねぇ。お前、専用ユニークスキルじゃねぇか。まさか、じゃあ、シュウのもってことか?」
シュウは少し悩んだ挙句、口を開いた。
「そうだよ。……《手刀術》っていうんだ」
キリトが《二刀流》について語ったなら話さないわけにはいかない。
「半年くらい前、スキルウインドウをみたらいつの間にか《二刀流》の名前があったんだ。でも、こんなスキル
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ