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ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜《修正版》
SAO編ーアインクラッドー
09.青眼の悪魔
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構わないさ」
キリトがシュウとコーバッツの間に割って入る。そしてこの先の迷宮区のマッピングデータをコーバッツに渡す。
「うむ、協力感謝する」
コーバッツはデータだけもらうと座り込む軍のもとへと向かう。
キリトは小声で
「やりすぎだ、シュウ」
「悪い、ちょっと頭に血が上ってた」
キリトはコーバッツへと向けて、
「ボスにちょっかいだすならやめといた方がいいぜ!」
「それは、わたしが判断する」
「さっきボスの部屋を覗いてきたけど生半可な人数でどうこうなるレベルじゃない。仲間も消耗してるみたいじゃないか」
ここまでキリトがここまで忠告するということは相当なボスということなのだろう。それにボスを単独のパーティーだけで倒すのは、普通の方法では不可能だ。
ユニークスキルや特殊なことが重ならない限り絶対と言っていいほど不可能だ。
「わたしの部下たちはこの程度で根をあげる軟弱ものではない!! 貴様らさっさと立てぇ!!」
座りこんでいた軍の者たちは、最後の力を振り絞るように立ち上がり重い足取りでコーバッツに着いて行く。
「大丈夫なのかよ。あの連中」
「いくら何でも、ぶっつけでボスに挑んだりはしないと思うけど」
「さすがに行かないだろ」
「一応様子だけども見に行ってみるか」
皆が互いの顔を合わせる。言葉にせずとも全員が賛同しているのがわかった。
それに軍の連中とはいえ、これ以上の死者を増やすわけにはいかない。
「どっちがお人好しなんだか」
シュウたちは軍の後を追ってボス部屋へと向けて歩き出した。
なにもなく終わってくれ、そんな思いとは裏腹に嫌な予感ばかりがよぎっていく。
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「この先はもうボスの部屋だけなんだろ? ひょっとしてもう、アイテムで帰ちまったんじゃね?」
軍の連中の姿は見えず、あと残すはボス部屋へと続く道を残すだけだ。
あれだけ強気に出ていたコーバッツが途中で引き返すとは考えにくい。それにあの人数。大規模のパーティーを二、三組み合わせた小規模のレイド。あれだけの人数を迷宮区に連れていくということは何らかの目的があるはずだ。
それがボスの攻略というのなら最悪のケースになる。
「先を急ごう、嫌な予感がする」
そう言った直後だった。
うわぁぁぁぁ!!、という男の野太い悲鳴が迷宮区に響き渡った。
最悪の予感が的中してしまった。
「アスナ、シュウ!」
「うん!」
「おう!」
キリトの掛け声にシュウとアスナはいち早く反応した。
───間に合えよ!!
キリトの背中を追ってボス部屋の前までたどり着く。するとやはり
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