second contact
ep.048 重役出勤というやつだよ
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に何かを察知したのか地面に手を当てて能力を発動する。
「何か地面が揺れるのを感じたが....念の為に他に戦闘不能になったメンバーは離脱させるか。」
男はボソボソと喋ったので仁は聞き取れなかった。
だが、先程とは明らかに雰囲気が違ったため、アクシデントが発生したのだと仁は考えた。
次の瞬間、男が咄嗟に右側を向く。
途端に自身の能力で瞬間移動する。
仁は衝撃の光景を目撃する。
突如、謎の巨大な物体が本拠地の右翼を強引に抉るかのように突撃してきたのだ。
仁は奇跡的に射程範囲のギリギリ外側だったため無傷で済んだが目の前にいた相手の立っていた場所は完全になくなっていた。
「一体何が?」
訳は分からないがひとまず危機を脱した仁は叶を探しに来た道を逆走した。
◆◆◆◆◆◆
同時刻ー
男は能力で突撃してきたビルの1角の空間を自身のいる空間と入れ替えて咄嗟にビルに移動していた。
「やはり、僕の相手は君になると思っていたよ。」
ビルの中にいた青年が男に言った。
男はその青年の声を聞いて寒気がするほどの狂気の笑みになる。
「よぉ....やっと本隊が到着したのか?」
一方その頃、ビルの通過を確認した子規は避難してきた操作、鈴菜、飛鳥と合流した。
どうやら3人共無事に危機を脱したようだった。
「何が起こったのか説明しろ子規。」
飛鳥が冷静に質問をする。
どんな状況でも冷静に思考を働かせられるのは飛鳥の最大の長所と言っても良かった。
「まったく、主役は遅れてやってくるなんて馬鹿なことしやがって...待ちくたびれたぜ。」
その青年は何かを企むような顔で戦場に現れた。
そして彼はこう言ったのだった。
「しばらくstudentを任せてしまって申し訳ないね。 連合軍のみんな..."重役出勤というやつだよ"。」
そこにいたのは"野口勝哉"だった。
勝哉は長めのコートからハンドガンを2丁取り出す。
「始めようか...狭間 空斗くん。」
そしてstudentのボスとobjectのNo.1の対決が始まった。
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