暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic31スキュラ〜We Love You〜
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エネルギー砲を撃ち続けて、ミッドの大気圏外を突破して来た隕石を迎撃してくれてる。

「あのさ、アルファ! プライソンはどんだけLASを造ったわけ!?」

――光牙月閃刃――

シャルちゃんが4体のLASの首を刎ねながらアルファに訊ねた。LASは管理外世界から盗掘して来た死体を改造したものだ。その人数イコール盗掘された死体の数になる。これまでの事を考えれば、5000人クラスの死体が改造されてることになる。

『さぁ知らないわ。盗掘の実行部隊は私たちスキュラでもシコラクスでもスキタリスでもないもの』

シコラクスはクイント准陸尉たちサイボーグチームで、スキタリスはメガーヌ准陸尉や双子の娘のルーテシアとリヴィアの魔導師チーム。そして“スキュラ”は各兵器の管制機として造られたっていうアルファ達のチーム。残りはガジェットやスペアボディになるわけだけど・・・。

――インパルスブレード――

「ではスペアボディが盗掘していたのだな」

『まさか。スペアボディが完成したのは3週間ほど前よ? プロフェッサーの暗殺だって、オリジナルである私が実行したもの。まぁ、あなたとチンクによって妨害されたけれどね!』

――アイシクルアイヴィ――

「でもだったら残りはガジェットだけになっちゃうけど・・・?」

私も氷の茨による拘束魔法で9体のLASの四肢を捕らえて、凍結させて身動きを封じさせる。そこをシャルちゃんとトーレさんで攻撃して、LASを粉々に砕いた。そして2人で残りの3体を斬り捨てて、ここ管制室に攻め込んで来たLASを全滅させた。アルファも含めて私たちは「ふぅ・・・」一息吐いた。そんなところに・・・

『こちら本局・総務部、リアンシェルト・キオン・ヴァスィリーサです。これより隕石の迎撃を行います。私の魔法の属性上、少々気温が10度ほど下がりますので、風邪をひかれぬようにご注意を』

“エグリゴリ”であり、本局総務部の総部長でもあるリアンシェルト少将から、サウンドオンリーでの通信が入った。リアンシェルト少将の正体を知ってる私とシャルちゃんは「え・・・!?」驚いて、アルファは「次元世界最強の魔導師・・・」唾を飲んだ。トーレさんは「本局もとうとう最高戦力を投入したか」安堵の息を吐いた。

『・・・では始めます』

その一言と同時、全身が総毛立つ程の魔力を感じた。キャノピーの向こう側の色が青色に変わった。駆け寄って外を見れば、空全体に見たことの無いデザインの巨大魔法陣が展開されていた。

「見ろ。魔法陣を通過して来た隕石が凍り付いている!」

「迎撃しなくても勝手に空中分解されてる・・・!」

「でもこれで・・・。アルファ。もう隕石の迎撃はいいから、ここから脱出しよう」

シャルちゃんがアルファにそう提案した。
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