暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic31スキュラ〜We Love You〜
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センかぁ! ティアナ、またぬいぐるみ獲って! コレクションしたい!」
何年か十何年か、プライソンや“スキュラ”の刑期はたぶん、かなりのものになると思う。お母さん達の拉致や局員の殺害、地上本部の襲撃、ミッドへの戦争行為。細かい罪状を出したらキリがない。
「(それでもいつか必ず出て来れる。あたしやティアはおばさんになってるかも知んないけど、でも一緒にまた遊びたい)・・・ゲーセンにショッピング、レストラン巡りとか」
「おお! あっ。ねえねえ、イプシロンも一緒で良い? あの子、デルタの妹なんだ! ちょっと生意気だけど、とっても良い子なの!」
「あー、確かに生意気だよな」
「デルタといい勝負っスよ」
「うん。でもまぁデルタよりは礼儀正しいし、ヘイトもあんま溜まんない」
「んべ〜。それでもデルタの方がお姉さんだもん。しっかりしてるもん」
――トランスファーゲート――
背中越しでティアやデルタと遊びの予定を組み立てる。お母さんやギン姉たちがクスクス笑ってる中、「っ!? デルタ!」チンク二尉が声を荒げた。振り向きざまに耳に異音が届いた。視界の端に真っ先に映り込んだのは、宙に浮いた何者かの右腕。手にしてる剣でデルタの後頭部を貫いて、額から飛び出した刃先がチンク二尉の右目に突き刺さってた。
「「デルタ!!」」
「「「チンクお姉ちゃん!」」」
「「このっ・・・!」」
刃を引き抜いた右腕に向かってお母さんとギン姉が拳を繰り出すと、ボキッって骨を砕いた音がして、手から零れ落ちた剣が地面に突き刺さった。敵はサイボーグじゃない。さらにティアが「逃がさない!」ってリングバインドを発動。右手首を拘束しようとしたけど、それより早く空間の歪みの中に右腕は消えて行った。
「デルタ!」
そしてあたしは膝から崩れ落ちてたデルタを抱きかかえる。デルタの目は虚ろで、「血が止まらない!」額に開けられた刺し傷から人工血液や電解液が漏れ出してる。もう助からない。頭の中でそう答えがハッキリ出てる。でも、でもさ・・・。
「こんな終わり方・・・ひどすぎる・・・!」
「・・・パ・・・パ・・・デル・・・死ん・・・でも・・・ずっと愛・・てる・・・」
「デルタ・・・? デルタ! デルタ!!」
あたしの腕の中で、デルタはプライソンへの愛情を口にしながら逝った。
「〜〜〜〜っ! プライソォォーーーーン!!」
あたしはデルタの遺体をギュッと抱きしめて、デルタやベータ達“スキュラ”を始末しようとしたプライソンに怒りの声を上げた。
†††Sideスバル⇒すずか†††
アルファを防衛しながらLASの迎撃を続ける私とシャルちゃんとトーレさん。アルファは“アンドレアルフス”の艦体上面に何十基とある砲台から
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