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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic31スキュラ〜We Love You〜
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たしとギン姉の頭を撫でてくれるお母さんに抱きつこうとしたところで、それは突然起きた。

――スナイプレールガンVersion 2.0――

「――っ!?」

ウェンディのボードから降りたばかりのベータの胸から上、頭が吹っ飛んだ。遅れて聞こえてくる銃声でようやく「ベータ!?」あたし達は動き出した。ヴィータ副隊長からの「1ヵ所に集まれ!」その指示に、ヴィータ副隊長とアリサさんを除くあたし達はデルタを護るように1ヵ所に集まる。

「フレイムアイズ! 全魔力を防御に回すわよ!」

≪応! ブレイズプロテクション!≫

足元にミッド魔法陣が展開されると、半球状のバリアがあたし達全員を覆った。さらに外面に炎の膜が生まれて二重のバリアになった。

「ベータ・・・」

離れたところで倒れてるベータの遺体を見た後、すぐに顔を逸らしたデルタ。ヴィータ副隊長が空に上がって索敵して、アリサさんはそのままバリア前で待機するのを見つつ、あたし達はデルタを囲うように外を向いた状態で円形に並ぶ。全周囲警戒だ。

「デルタ、それにクイント准尉たちも! この襲撃者の心当たりは!?」

「いいえ、判らないわ」

アリサさんの問いにお母さんが首を横に振って、ノーヴェ達も同様に知らないって答えた。残るデルタも「デルタも判らないかも・・・?」小首を傾げた。

「そう。まぁいいわ。ヴィータがとっ捕まえてくるだろうし。・・・アンタは変なことせずに護られてなさい」

「むぅ」

アリサさんの言葉になんでかムスッとしたデルタ。話題を変えようと思ったあたしは「ごめんね。護れなかった」って謝る。LASだけが処理部隊だって考えてたこと、勝利したこと、2つの油断が招いた最悪な結果だ。

「ううん。デルタ達、この作戦内で死ぬことも可能性に入れてた。だよね? クイント」

「・・・ええ。局と騎士団には優秀な魔導師や騎士が大勢居るもの。負けること、死ぬことも考えるのが当たり前。しかもミッド全域を相手にする戦争だったし。まぁアルファとガンマは、負けも死も無いって鼻で笑っていたけど・・・」

「デルタ、死ぬことはそんなに恐くないよ。パパが死ぬことに比べれば。どれだけ刑務所?に入るか判らないけど、これからも一緒に生きていけるならそれでいい・・・って思う。ベータだって、パパが生きてるなら本望だって思う」

デルタにここまで想われてるのに殺そうとするなんて、本当に許せない。1発くらい殴らないと気が収まらないよ。

「アンタ達スキュラがどれだけの刑期になるか判らないけど、暇があったら会いに行ってあげるわよ、デルタ」

「ティアナ・・・」

「うんっ! 出所したら一緒にまたゲーセンに行こうね!」

「スバル・・・。うんっ! ありがとう2人とも! ゲー
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