暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic31スキュラ〜We Love You〜
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うにお願いします! アリシアさんはそのままイプシロンの側に。防御は私が行います! ジークファーネ!」

――シュッツェンクッペル――

魔力の幕がグンッと伸び出して、ヘリの周囲をグルグル回って球状の結界になった。そしてわたしは「手の空いてる魔導師・騎士は、ヘリの護衛をお願いします!」って応援要請を出す。隕石はもうリアンシェルトが対処するから、フェイトたち六課や他の航空隊、騎士隊も手が空いてるはず。

『了解! 六課スターズ1とライトニング1が向かいます!』

『アリシア、待っててね!』

フェイトとなのはが来てくれる。もうそれだけでも十分な戦力。でもさらに外に居るトリシュや他の魔導師・騎士も集まってくれることになった。ヴァイスが「おお、こりゃ世界で一番安全じゃないっすか?」って感嘆の声を漏らした。

「まったく同意見。安心して、イプシロン。絶対に守り抜くから」

「これも犯罪者の結末なんだって思えば、イプシロンは死を受け入れる」

「はあ? あなたねぇ、仕方ないからって簡単に死を選ばないで。生きてしっかり罪を償うのが、あなたや他のスキュラ、あとプライソンの役目。判った?」

「あぅ、あぅ、あぅ、あぅ」

イプシロンの額を人差し指でツンツン突く。突きを続けようとしたら「判ったからもうやめて」って両手で額を覆って防御。その様子にわたしやヴァイス、アンジェが含み笑いしていた時・・・

――トランスファーゲート――

「「「「っ!?」」」」

いきなり目の前に人が出てきた。昔の日本の学生みたいで、学ランに学生帽にマントって格好。気になるのは、オペラ座の怪人みたいな仮面を付けて素顔を隠してること。髪も目出し帽を被ってるのか見えない。でもどう考えても敵だ。

――トランスファーゲート――

「おいおい、なんだおま――っ!」

「武装を解除して、素顔を見せなさ――」

目の前の空間が波打ったって思ったらそこから人の両手が出て来て、口を開けてたわたしとヴァイスの口の中に銃口を突っ込んで来た。デバイスじゃなくて完全に質量兵器だ。発砲されたら確実に脊髄が吹っ飛ぶ。アンジェは銃じゃなくてナイフで、頸動脈に刃を当てられてる。波打つ空間から出てる腕の細さから見て女性のものだ。わたしとヴァイスは男性の腕。目の前に1人居るから、敵は最低で3人いることになる。

『喋れなくても念話でフェイト達に・・・――ん? フェイト? フェイト!』

念話が妨害されてた。外との連絡手段を封じられた。ヘリを覆ってるアンジェの魔力幕だけど、今解除すると即座に首を掻き切りそうだし・・・。

「お前たちは、イプシロンの・・・というよりはスキュラの口封じのために来たの?と問うよ」

そう訊ねたイプシロンの首に右手を掛けた目の前の男
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