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ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜《修正版》
SAO編ーアインクラッドー
08.神殺しの聖槍
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かなり上位のレアドロップ武器だ。四十五層のLAボーナスで手に入れた武器。
少女はその槍をシュウから受け取るとステータスを確認して驚愕の声を上げる。
「なっ! この武器だけでも相当なレア度でステータスの高い武器だと思うんだけど」
「まぁ、LAボーナスだしな。それでも最近は厳しいんだよ」
すると彼女は、後ろの壁に掛けられていた槍を手に持つとこちらに渡す。
「これならどう。アタシが鍛え上げた中でもなかなかの出来よ」
ステータスを確認する。《スピードスター》。早さに特化したタイプの槍。連続攻撃やスキル同士を繋げるのには良さそうな武器ではある。
少し広めのスペースで左手で槍を持ち、ソードスキルのモーションに入ってから発動を待たずに槍を振るう。その後、何も持っていない右手で斬撃を繰り出すソードスキルへと移行。
確かにつなぎは簡単になりそうだ。
だが、《イグニッションレイ》に比べると少しばかり劣ってしまう。
「少し長さが足りないかな。……ん、どうしたんだよ、シリカ?」
「いえ……シュウさんこそどうしたんですか?」
今の行動は《手刀術》を知らないプレイヤーには、意味のわからない行動だ。唐突に槍でソードスキルのモーションにはいり、それを発動させない。それだけでも謎だというのにその上、何も持っていない方の腕まで動かしたらわけのわからないだろう。
「んっ!! ……やっぱりオーダーメイドで頼む」
一度、わざと大きく咳払いをしてさっきのことはなかったかのように話を続ける。
「とは言ってもね……今、レア度の高い鉱石があんまりないのよね」
少女は困ったように呟く。
なら、と言ってシュウはアイテムストレージ内のあった複数の鉱石をオブジェクト化してカウンターの上に並べる。
「これだけあれば大丈夫そうか?」
すると少女は呆然とした表情をしながら、
「あんた何者よ、ここまでレア度の高い鉱石持ってるって」
「まぁ、俺の素性はどうでもいいだろ」
「それじゃあ、この槍以上のやつでいいのね。これだけあるなら作れるとはおもうわ」
「頼む」
「それじゃあ、ちょっと待ってて」
鍛冶屋の少女が奥の扉に入ろうとしたところで、シュウはあることを思い出した。
「ちょっと待った」
「どうしたの?」
「別料金でこれも武器にしてくれるか」
アイテムウインドウから禍々しく光を放つ紅い石をオブジェクト化させ、それを少女へと投げる。
「これもしてこればいいのね」
少女が後ろの扉の中に消えていく。
「シュウさん、あの石は何なんですか?」
「前回のボス攻略の時、手に入った石なんだけど多分、レアな鉱石だと思うんだけど持っててもどうし
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