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ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜《修正版》
SAO編ーアインクラッドー
08.神殺しの聖槍
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り来ないな」
「勘弁してくれよ。これで全部だぜ。あとはプレイヤーメイドくらいしかないだろ」
「確かにそれが一番手っ取り早いかもな。いい鍛冶屋って知ってるか?」
武器ならばNPCが運営している鍛冶屋に頼んでもいいのだが、正直鍛冶スキルを上げたプレイヤーにやってもらった方がいい武器は作れる。
「そうだな……」
そういえば前にちょっと前にキリトが剣を作ってもらったって言ってた気がするが場所までは聞いてなかったな。
「そういや、キリトの野郎がアスナの紹介で行ったっていう店はどうだ?」
エギルが考えた後、思い出した様に言う。
ほぼ同じくことを考えていたということが若干気味が悪い。
「なんだ。その顔は? 不満か?」
「いや、こっちのことだから忘れてくれ」
さすがにこんな状況で気味が悪かったなんて言えば、エギルは教えてくれないだろう。
「まぁ、キリトとアスナのお墨付きなら安心だ。それでどこの層なんだ?」
「確か、四十八層の街にあるって行ってたが、詳細までは覚えてねぇな」
「まぁ、向こうでとりあえず探してみるよ。それじゃあ、また攻略会議あたりで近々会おうぜ」
「おう!」
互いの拳を合わせる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第四十八層・リンダース
エギルには探してみるは、と簡単に言ったものの意外と見つからないものだな。四十八層の街の地形がここまで広いとは想定していなかった。
「完全に迷ったな」
日もだいぶ落ちて空が真っ赤に染まる。
諦めかけて今日の宿を探しに行こうとすると後ろから可愛らしい聞き覚えのある声がする。
「あれ、シュウさんじゃないですか?」
振り向いて見るとそこには、赤をベースにした服、肩には水色の龍が乗っている少女がいた。
「シリカ、久しぶりだな。ピナも元気そうだな」
「ピー!」
ピナが可愛らしくシリカの肩の上で鳴く。
「どうしたんですか、こんなところで?」
「ちょっと迷子でな。武器屋を探してるんだけど」
「武器屋でしたらさっき向こうにありましたよ」
シリカが「こっちです」と手招きしながら軽快なステップで目的地へと目指していく。
しかし、徐々にその軽快さはなくなり、あれ、あれ、と繰り返すようになる。
そこでシュウも察した。道に迷っていると。
「今日は遅いし、明日にでも」と言おうとするとシリカはマップを開いて、再び、軽快なステップで歩いていく。
そこでようやく自分の馬鹿さ加減に気づいたシュウだった。
そもそも、マップを見ながら行けばよかった話じゃないか。
───何やってんだよ、俺……
そんなことを悔いているう
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