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機動戦士ガンダム・インフィニットG
第十三話「その力を絶て・後編」
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いく。ガンキャノンの二機が後方よりガンダム達を支援し、彼らに近づく触手の群れを次々に高い命中力で撃ち抜いていくではないか、その威力は教員以上だ。さらにその周辺をマット達のジェガンと千冬のISが援護に回る。
『アムロ、この邪悪な力……油断しないでね?』
学園敷地内の公園からはアスナとファが通信機を持ち出して彼らをサポートしていた。
「ああ、感じるよ。この邪気、けど……負ける気はしない!」
そして、先陣を切る五体のガンダム達はライフルを捨て、それぞれのビームサーベルを手にした。それに対してラウラはイレギュラーな力を感じて、触手を張り巡らさて巨大で分厚い防壁を築いた。しかし、そこにはゼータガンダムが立ち向かう。
「邪悪な力は、闇へ帰れッー!!」
突如、ゼータが両手に構えるビームサーベルは増大していき、巨大なビームの大剣となって、それを勢いよく振り下ろして触手の防壁を真っ二つに溶接、切り裂いたのである。
切り裂かれた先の向こうへ、ラウラが待ち構える彼女の領域へ、三体のガンダムが突入した。触手で張り巡らされた不気味な空間を三体のガンダムが侵入し、内部で防衛にあたる触手の攻防をガンダムとゼータガンダムのビームサーベルが次々と切り裂いていく。
『アムロ! もうじきラウラさんのところへ到達するよ!? 十分に気を付けて!?」
「わかった!」
『カミーユも、無茶はしないで!』
「大丈夫だ! 俺はそんな軟じゃないって!」
ゼータガンダムはビームサーベルと共にバルカンも交えた中距離攻撃を繰り返しながら代表生らしい優れた突撃戦術を繰り出す。
そして、三体は内部での激しい攻防を突破してついにラウラこと、黒騎士が待ち受けるコアのエリアへと入り込んだ。黒騎士も、剣を振るって三体に立ち向かうも、そんな彼女の剣を、ダブルゼータの図太いビームサーベルが受け止め、切り裂いた。
そして、アムロが纏うガンダムはガンダムハンマーを召喚させる。
「明沙! ガンダムハンマーを!!」
『わかった!』
数秒で召喚された鋭い棘が生えそびえる黒い鉄球のチェーンを、ガンダムは思い切り振り回して、騎士の顔面めがけて鉄球を投げ飛ばした。
「行っけェー!!」
一直線に突き進んで飛ぶハンマーを頬に食らう騎士に怯みが生じ、騎士は再び周囲に触手を呼び出して、またあの分厚い防壁を築いた。
だが、それもダブルゼータの前では無意味だ。ダブルゼータの額の巨大な砲身からはチャージを終えた必殺技、ハイメガキャノン砲の発射体制が入った。
「憎しみは、憎しみを呼ぶだけだってわかれッ!?」
そして、ダブルゼータの額より眩い巨大なビームが撃ち放たれた。
「食らえッ! ハイメガキャノン砲ー!!」
キャノン砲は分厚い防壁を貫いていく。
「その憎しみを……吐きだせェー!!」
ジュドーは叫ぶ。その思いがダ
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