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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第88話:見ちゃイヤン。見られちゃイヤン。
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あ゛? 何言ってんだコイツ?

「お前何言ってんの? 私は今までレズである事を隠して生きてきたんだぞ!」
「だろうね。でも上司のユニさんには隠せてなかったぜ。アンタを上級メイドにする上で必要になる『リュカさんに口説かれない』って項目はレズなんで問題なしって俺達に教えてくれたのは彼女(ユニさん)なんだぜ」

「う、嘘でしょ!?」
そんな訳ない! だって私……ずっと隠してきたんだから!
「嘘じゃねーよ。ユニさんは凄いんだぞぅ」
凄いって……何で知ってるのよ!?

「まぁ……そんな凄いユニさんでも、恋慕する相手のことまでは読み違えちゃうんだね。ユニさん、お前がビアンカさんに気があるって読んでたけど、まさかスノウさんに気があったとは……流石に判らなかったみたいだ」

「はぁ? 何言ってんだアンタ? 私はビアンカ様をお慕い申し上げているわよ!」
何でココでスノウ様の名前が出てくる?
……………ってか、マジでバレバレだったの!?

「「何言ってんだ」はこっちの台詞だ。お前、スノウさんのパンツに顔埋めてオナってたじゃん! 今先刻(さっき)オナってたじゃん、スノウさんのパンツで!!」
「アホかアンタは! 私はビアンカ様の寝室から回収してきた洗濯物を見てムラムラしちゃったんだよ! スノウ様は関係ないだろ……ってかオナってねーし!」

「アホはお前だ。ビアンカさんの部屋って言うけど、正式にはリュカさんの寝室だからね。奥方のビアンカ様も使用してるリュカさんの寝室だから! だからリュカさんの愛人連中だって使用することがあるんだよ。解ってる?」

「うっ……た、確か。で、でも……このパンツがスノウ様の物だって言う証拠にはならないでしょ! 何でアンタがスノウ様のパンツだと言い切れてるのよ!?」
「だって……そのパンツ、俺が嫌がらせでプレゼントしたパンツだもん。付き合ってる女の母親にパンツ送って、『折角プレゼントしたんだから穿いてるとこを見せてよ』ってセクハラしたら、恥ずかしげもなく見せ付けてきたパンツだもの! 土下座して謝ったことは忘れないね」

「マ、マジっすか……? ってか、お前何やってんだアホ!」
「アホはお前だアホ! ビアンカさんのパンツだと思って頬摺りしてたんだろ! (すげ)ーアホ(笑)」
そ、そうだった……

「あ……いや、別にスノウ様だって美しくて好みだし……も、問題は無いわよ!」
「なるほど。では問題無くなったって事で俺は戻るね。じゃぁ……」
爽やかに納得した表情を見せて洗濯室から立ち去ろうとするウルフ宰相閣下……

「いや待って!! 問題無く無いわよ……もう私がレズだって事がバレてるのなら、それはそれで良い……本当は良くないけど取り敢えずは良い。問題なのはレズであろうと、こんな事をしてたっ
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