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FAIRY TAIL ―Memory Jewel―
妖精たちの○○な日常 vol.1
S t o r y 1 3 地底の研究室
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ツは勢いよく吹っ飛び、タオルに取りに行っていたイブキを下敷きにする。ハッピーが真っ先に駆けつけ皆もその後を追う。
「ってぇ〜〜〜……!何すんだエル」
「それはこっちのセリフだっ!勝手に行動して、何かあったらどうするつもりだっ!」
エルザの剣幕にナツは押し黙る。
「バンリ、お前もなぜナツを止めなかった?」
「ナツが勝手に着いて来た。ナツの意思でやったことだから、俺が口を出すつもりはなかった。」
「……全く。」
バンリの言葉を聞くとエルザは深いため息を吐いた。
「それで、追いかけた成果はあったのかよ?」
「おう!」
イブキがナツにタオルを手渡しながら聞くと、ナツはそれを引っ手繰るように取り白い歯を見せながら自信満々に笑った。
「駅の方まで行った辺りで、あの連中が集まってるところに遭遇したんだ。アオイが見たって時の倍以上はいたぞ。」
「マジかよ……」
乱暴に髪を拭きながら言うナツの言葉にアオイが顔を顰める。
「俺とバンリは物陰に隠れて連中の話を聞いてたんだけどよ、たぶんアイツ等、アイツに何かを盗られたみてェだったぞ。」
「盗られた?」
ナツの言葉にシャルルが首を傾げた。
「「
ア
(
・
)
レ
(
・
)
は絶対取り返せ」「
ア
(
・
)
レ
(
・
)
を盗られたらもうおしまいだ」みたいな声が聞こえたから、間違いない。」
付け足すようにバンリが口を開いた。
「
ア
(
・
)
レ
(
・
)
って?」
「そこまでは聞き取れなかった。」
ルーシィの問いにバンリは首を左右に振る。
「つまり、あの男は全身真っ黒な連中から何かを奪い、それで追われていたところを攻撃され重傷を負い私達が保護した、という事か。」
「あの人が盗ったもの、あの黒い連中の人達にとってすごく大事な物なのかもしれないね。」
「何で分かるの?」
ナツとバンリの話を聞いたエルザが簡潔に要点をまとめそれを聞いたコテツが顎に手を当てながら呟き、それを聞いたハッピーが首を傾げた。
「だって、僕達が助けなかったらあの人、死んじゃってたかもしれないくらい酷い怪我してたから。……殺してでも取り返さないといけない物なんだなって思って。」
コテツの説明を聞いたハッピーとルーシィはゴクリと唾を呑み込んだ。
その時、医務室の扉がギィィ…と重々しい音を立てて開き、疲れ切った顔をしたウェンディとミラが出て来た。
「ウェンディ!」
「ミラ!」
シャルルとエメラが真っ先に駆けつける。
「ウェンディ!ちょっ、ちょっとあんた!顔色悪いじゃない!」
「私なら、平気だよ。」
そう言うウェンディの顔色はシャルルの言うとおり青ざめていた。どうやら魔力をギリギリまで消費したらしい。
「ウェンディのお陰であの子は無事よ。直に目
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