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DOREAM BASEBALL 〜ラブライブ〜
廃校阻止のために
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ちのクラスに数学を教えているため、間違えたらそれもそれで問題なのだが・・・

「どうしたの?わからないところでもあった?」

二年生に教える用の数学の教科書を取り出し質問に答える用意をし始める。しかし、その時彼は気付いた。少女たちは一切勉強に使えるような道具を持ってきていないことに。

「今日は質問があってきたんじゃないんです」
「私たちは先生にお願いがあって来たんです」
「お願い?」

取り出しかけた教科書を机へと置き、三人の方に体を向ける。

「先生!!私たちの部活の顧問になってください!!」
「「お願いします!!」」

突然頭を深々と下げる三人。その声の大きさに職員室中の視線が集まり、急いで頭を上げさせる。

「待て待て、色々と突っ込みたいところはあるけど、君たちは何部なんだ?」

なぜ生徒たちから顧問になるようにお願いが来るのか、今の顧問は何をしているのかとか、まだまだ聞きたいところはあるが、まずは最初に何部からやって来たのか確認するべきだと考えた。手芸部や吹奏楽といった部活に誘われても、ただ保護者のような形になるとしか思えないからだ。

「はい!!野球部です」

真ん中の少女から言い放たれた部活動に眉がピクッと動いた。だが、すぐにある疑問が脳裏をよぎる。

「うちに野球部なんかあったっけ?」

今でこそそれなりに知名度はあるが、まだまだ女子野球部がある学校は少ない。この音ノ木坂高校もそのタイプの学校だったはずなのに、目の前にいる少女たちはないはずの部活動の名前を挙げてきたのである。これには誰であっても、驚かずにはいられない。

「実はですね・・・」



















遡ること一日前・・・

「ウソッ・・・」

その日の全校集会で突然告げられた宣告。それを聞いた少女・・・高坂穂乃果は大きなショックを受けていた。

「廃校って・・・」
「つまり、学校がなくなるということですね」

彼女と幼い時から同じ時を共有してきた南ことり、園田海未も同様にショックを受けている。しかし、二人よりも高坂穂乃果が受けたダメージは大きなものだった。

「あぁ・・・」

あまりにもショックを受けすぎた彼女は、その場に倒れてしまう。

「穂乃果!!」
「穂乃果ちゃん!!」
「私の輝かしい、高校生活が・・・」

突然倒れた彼女を心配し、懸命に彼女に声をかける海未とことり。だが、その呼び掛けもむなしく、彼女は意識を失ってしまった。
















「入学希望者が定員を下回った場合、廃校にせざるを得ないって言ったよね?」

それから数時間ほどすると、穂乃果は無事意識を取り戻し、
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