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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第三の牙
第三話 新たな天使
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ぶ」
 「……分かった。でも、起きたら一人で歩かせろよ。議長は気絶したまんまだからその間にやらないといけない事が────」
 「分かった。それも任せろ」
 身体が浮いた。
 「まずはこっから離れる。
 んんで、ドックに向かうぞ」
 「ドック……?
 おい、まさか!?」
 「モビルアーマーに対抗するにはガンダムフレームしかねぇ。アレならあのデカブツをぶっ壊せる」
 「待て!
 忘れたのかよ。ミカヅキがモビルアーマーとやりあった時をよぉ!」
 ────ミカヅキ……?
 俺の父さんの名前だ。
 「忘れる訳ねぇだろ。
 あぁ、アイツはあの鳥野郎のせいでああなったんだからな」
 「なら!」
 「心配するな。今の?バルバトス?に阿頼耶識は搭載さてねぇ。ギャラルホルンで開発された擬似阿頼耶識システム?リンカー?システムってのを乗っけてる。それさえ使えれば俺だって戦える……はずだ」
 「でもよぉ……お前。
 足が震えてんじゃねぇか!」
 「こ、これは武者震いだ!」
 「強がんなよ。無理もねぇ……アイツは化物だ」
 「でも、誰かがやんねぇとだめかなんだ。俺は「副団長」として責任を取らなきゃなんねぇんだ!」
 
 「それ、俺がやるよ」

 「「!?」」
 
 ん? なんで、そんなに驚いてるの?
 二人のオッサンは俺の顔を見て唖然していた。
 「お前、起きてたのか……」
 「さっき、起きた」
 「話、聴いてたのか」
 「途中からね。あのデカイのモビルアーマーって言うんだね。で、それに対抗できるのが、ガンダムフレームってヤツでしょ」
 「「…………」」
 「その、ガンダムフレームってモビルスーツなんでしょ。俺に乗らせてくれ」
 「ば、バカ言うな!
 アレは子供のお前に使える代物じゃねぇ!」
 「そんなの、やってみないと解んないよ」
 「それに……お前。
 その足でどうやってモビルスーツを操縦すんだよ」
 金髪のオッサンは俺の右足を指でさす。
 あれ。なんか包帯でぐるぐる巻にされてる?
 「骨は折れてねぇ。筋肉の筋が切れかかってるだけだ。でもな、モビルスーツに乗ってドンパチすりゃあ……お前の足は使いモンにならなくなんぞ」
 「いいよ、その時はその時」
 「ッ!バカ野郎!
 お前も!ミカヅキも!なんでそんなに自分を犠牲にすんだよ!」
 「知らないよ。てか、降ろして」
 金髪のオッサンは「チッ」と舌打ちし、俺を降ろす。
 「ねぇ、俺はどうすればいい?」
 「は?」
 「アイツはどうやれば倒せるの?
 弱点は?行動パターンは?武装は?」
 「んなの……教える訳、」
 「ねぇ、」
 「……」
 真っ黒オッサンと金髪オッサンは俺を見て悲しそうな顔をした。
 「お前……ホント、ミカヅキ
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