第四章
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私は美女に答えた。
「完全に消えたわ」
「そうなの。消えたのね」
「ええ、嘘みたいにね」
「そう。それは何よりよ」
「貴女のお陰でね。それにしてもね」
「それにしても。何かしら」
「貴女、名前は何かしら」
私は美女の名前を聞いた。抱いた相手のことを聞くのは当然だからだ。
私に問われるとだ。美女はベッドの中で微笑みだ。こう答えてきた。
「沙耶香よ」
「それが名前なのね」
「そう。松本沙耶香」
この名前を私に言ってきた。
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