0024話『青葉のいつものアレ』
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。もしかして執務室に盗聴器でも仕掛けているんじゃないでしょうね?」
「や、嫌ですよ〜…そんなに睨まないでください。ただ青葉は知的好奇心の赴くままに執務室の扉に心音計を取り付けて聞いていただけですよー」
うん。真っ黒だな。
それで私はおもむろに電話を取り出してある部屋へとかけようとする。
「し、司令官…? その受話器は何をするために…?」
「ん? 古鷹に電話をかけようと思ってな。青葉の口を塞ぐには古鷹の協力が一番だからな」
「待ってください!! ただの出来心ですから許してください!」
「本当だな…?」
「はい。この瞳にかけて。光っているでしょう?」
そう言ってどうやっているのか分からないが本当に目をキラキラと光らせている青葉を見て、
「はぁ………全員に伝えるまで口出し厳禁だぞ」
「はい、わかっていますよー」
本当だろうか…?
まぁ、いいか。言っても直さないだろうし。諦めよう。
そう私も開き直って、
「それじゃ教えてあげるが今回の新規艦娘は計六隻。
そのうち、四隻が三つのエリアからなる前段作戦で仲間になる」
「ほうほう…前段作戦で四隻ですか。大本営もよくもまー三つのエリアに四隻もぶち込みましたね」
「勘違いしないでほしいのは、ゲームと違って大本営は報酬艦はしっかりとくれるが深海棲艦が魂を捕らえているという所謂ドロップ艦も含まれる」
「なるほど…この世界ではドロップ艦はそういったルールに則っているんですねー」
「そう言う事だ。まだ後段作戦は発令されていないが、前段作戦の内容だけは分かっている」
「ほう…それはどういった?」
青葉はメモを取りながらも私の話に耳を傾けている。
やはり一筋縄ではいかないようだな、この子は。
取材力が半端じゃない。
「まず現在分かっている作戦は計三つ。
第一作戦海域を『出撃!大湊警備府』。
第二作戦海域を『艦隊集結!単冠湾泊地へ』。
第三作戦海域を『艦隊抜錨!北方防備を強化せよ!』。
…これらからなる前段作戦で展開される」
「ふむふむ」
「第一、第二海域は通常艦隊で挑むそうだ。そして第三海域では連合艦隊を組むことになる。
今のところの作戦の内容は以上だ。詳しい内容はその都度教えていくとしよう」
「了解です!…ところで前段作戦で仲間になる艦娘はどなたかもご存じで…?」
「ああ、分かっている。まず大本営からの報酬艦だが第三海域を攻略した暁には特設航空母艦『春日丸』が加入となる」
「春日丸さんですかぁ…。翔鶴さん達五航戦組が喜びそうですねぇ」
「そうだな。そして残りの三隻は深海棲艦に魂を捕らわれているという。
どうやって判明しているのかは分からないが大本営の知らせによれば、
第二海域以降では占守型海防艦
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