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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第247話 森の家に皆と
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とに全部やってきちゃったんだ……。すごい」
レイナもリュウキがいるなら、大丈夫! と最初に豪語した通りの展開になっていて、信じていたものの、やはり衝撃が大きかった様だ。
「キリトくんだもん。それに、ユイちゃんだって一緒にいる。クラインさんや、しののん。リタさんだって来てくれたんだから。だから、とーぜんだよっ!」
「だね? キリトくんだもんねー」
「っ……、え、えと ……うんっ」
アスナとレイナは、穏やかな顔になり、押し留めてくれた 打倒してくれた皆に。アスナにとっては最愛の人のキリトとユイは勿論、クラインやシノン、リタと大切な友達である人たちに笑顔を向けていた。
その表情に、或いは言葉を地獄耳で聞いていたのか、クラインが盛大にキリトに肘撃ちしていたのはまた別の話。
「ってな訳で、オレらは戻るな。リュウキ。それにアスナ、レイナ。皆も。今回はお前達の戦いだったから 黙って戻るつもりだったんだけど……、見届けたかったから」
キリトは、頭を軽く掻きながらそういっていた。
止まっていたリュウキの中の時計の針も動き出した。
「勝てるって信じてたよ。キリト達ならさ。……オレは」
「その辺は同じだな。オレ達だって心配しちゃいなかったさ。そっちのパーティの事もな」
「おおともよ! リュウの字に貸し作れる事なんざ、滅多にないからなぁ。盛大に使っちまったアイテム類とかの分も上乗せしとくからなぁ、リュウの字」
「………こっちもそれなりに埋め合わせして貰うから」
「ま、私は魔法スペルの件で色々とリュウキに聞きたい事や、やりたい事だってあるし。その辺はまた回収するわー」
和やかになるのも束の間。
これ以上は勝利パーティの邪魔になる。勝利の余韻はそのパーティーだけのモノだという事を理解して 足早に退出していった。スリーピングナイツの皆が引き留める間もなくアッと言うまに。
最高の笑顔とVサインと言う目標も無事に叶える事が出来た。
それも本当に、最高の形で。
後々に大型ギルドとは面倒な事に巻き込まれるよなぁ、と少なからず頭に過ったアスナとレイナだったが、笑顔のまま部屋の奥の大扉を開ける皆の姿を見たら、それこそ些細で小さな問題だ、と思って一蹴していた。
長い螺旋階段を登り切る頃には、完全に頭の中からは無くなっていた。
そして東屋風の小さな建物から飛び出すと そこはもう前人未到の28層だった。新たな層にやってきた実感を胸に抱きつつ、直ぐに近くの主街区まで一息に飛んで、中央広場の転移門を
有効化
(
アクティベート
)
した所で、ボス攻略は完全に終了となった。
解放された門は、直ぐにその役目を果たして、皆をロンバールまで運んでくれた。
その門から
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