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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第247話 森の家に皆と
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くれてますか……?」
紡がれる言葉は、全くの予想外の言葉。
ランの言葉で 過去から未来へと続く道が、何故か 目の前にはっきりと開けた気がした。
『――――……』
その
(
・・
)
名を訊いて、今度はリュウキ自身の時間が止まった気がした。
暖かい光に包まれているというのに、軈て皆が集まってきて騒がしくなったというのに、凍った様に止まってしまう時の矛盾を感じた。
そして 動き出す切っ掛けも突然訪れた。
それは、背後の方で重々しい音が響いてきたからだ。
次の層に続く扉は目の前に有り、それが入り口の大扉であるという事は直ぐに皆は理解出来た。ゆっくりと左右に開いていく音。それが、件のギルドの連中が開いたものなのだろう、と思ったアスナやユウキ、そしてレイナは にこっ とVサインを準備していたのだが……、この時の光景に 再び衝撃が走った。
『ほらな……? 絶対やれるって言っただろ?』
『そりゃ、オレだって完璧疑ってた訳じゃねーさ。……んでもよぉ、あの鬼畜ボスをこの人数でって、中々信じにくいわけで……』
『お兄さん、お姉さん、それにママがいるんですっ! 負けませんよ!』
本来、思い描いていた者達の登場であれば、狙っていたボスを倒されたのだから、信じがたい光景が広がっている筈だ。唖然としたり、悔しそうに呻いたり、と簡単に想像が出来るのだが、そのどれでもなかった。
『……ま、私もキリトと一緒の考えね。……リュウキがいるんだから』
『はいはい。アンタもよっぽど好きなのね。ここでまごまごしてて良いの? 完璧な人間磁石状態になってるわよ? ほら、レイナやアスナ似のあの子と。レイナが見てないからって、抱き合っちゃってるわ。あのジゴロ。さっさと行かないで大丈夫?』
『っっ!! もうっ! アンタは一言多いのよ! アンタこそ、直前までは一緒に行けてたかもしれないのにってイライラしてたくせに! 絶対リーファやサクヤと一緒に来られなかったからって、不機嫌だったんでしょ!』
『なっっ、何言ってんのよ! てきとーな事言うんじゃないわよ!』
『その言葉 そのまんま返すわ! こっちのセリフ!』
フシャーーッ!! と、シノンとリタ。猫と猫の対決でも行われているのであろうか、けん制し合っている。けん制し合ってるんだけど……何処か、本当に楽しそうだったのは気のせいじゃないだろう。
「……ま、まさか。あの数を全部? ぜんぶ、やっちゃった? 僕たちを合わせても10倍以上は揃っていた筈……なんだけど」
ぼーぜんとしているのは、入り口に最も近かったジュンだった。
ずるっ、と装備のアーマーがズレた気がしたのは気のせいじゃないだろう。
「あ、ははは……、信じてたよ。……でも、ほん
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