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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第247話 森の家に皆と
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流石の百戦錬磨の2人であっても いつもの2〜3倍以上は疲れてしまった様子だった。
涼しい顔をする事が出来るのは…、労いの言葉を間髪入れずにかけてくれる目の前の勇者様だけだろう、とアスナは苦笑いをしていると。
「変な事、考えてないよな?」
そんな 心を読んでくる眼にも正直脱帽だったアスナ。
レイナも大体悟った様で、にこにこと笑みを見せていたその時だ。
メンバーの一同。ジュンやテッチ、ノリ、タルケン、シウネーはアスナやレイナ同様に、歓喜の声を盛大に上げる事は出来ず、その場に武器を落として座り込んだ。仰向け、大の字になって倒れ込んだ者だっている。
そんな 通常のボス戦勝利後とは思えない静けささえ感じる場に、短い間隔の足音が聞こえてきた。その音が近くなり、軈て聞こえなくなったと同時に。
「うわぁぁぁいっっ!! やった、やったよぉぉぉっっ!」
喜びを爆発させる……とはこういうことなのだろうな、と思える様な笑い声。そして丁度リュウキの背中に思いっきり飛びついてきて、その衝撃を受け流す事が出来なかったリュウキは、そのまま座り込んでるアスナとレイナへとダイブしてしまう
一瞬 ぎょっ! とした2人だったが それでも 何が起きたのかくらいは判る。そして 反応が出来たのは奇跡だって思える。キリトやユウキ、ランに負けない程の反応速度を見せる事が出来た、と思える程だった。
倒れ込むリュウキをスローモーションの様に感じる事が出来、レイナとアスナの2人は座ったままではあるものの、抱きとめる事が出来たのだ。
「ぐはっ!」
「あぅっ!」
それでも、少々威力が高かった事もあって大袈裟ではあるが、小さく悲鳴を上げた後に、身体から力を抜いてごろんっ、と倒れ込んだ。この時アスナは呻き声がやや女子力を下げかねない……と反省したのはまた別の話。(レイナの声の『あうっ』の方が圧倒的に可愛らしかったのに姉として……、と思ったのも別の話)
「あ、あはははは! やったよ、やったー! リューキっ! アスナっ、レイナっっ!! 勝ったんだ、勝ったんだよーーーっっ!!」
リュウキの背中に腕を回し、頬ずりした後に、視線をアスナとレイナに向けて ロックオン。器用に動いて今度はアスナとレイナの2人に抱き着いた。
「あははは。やったねっ! ユウキさん」
「そうだね。あ―――、ほんと、疲れたかな……?」
完全に身体から力を抜く2人。
そんな事は御構い無く、2人の上ではしゃぐユウキ。
「ふふ。ユウったら ほんと 子供みたいに……」
そんなユウキを微笑ましそうに見守るのはランだった。
ユウキが落とした黒曜剣をそっと拾い上げると、胸に抱えて戻ってきたのだ。
そんな姿を見たリュウキは、座ったままだが ランの
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