暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の軌跡〜
外伝〜メンフィル帝国のリベール王国への依頼〜
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見つめ、クローディア姫は辛そうな表情で黙り込んでいた。そしてリウイとカシウスの会話が途切れるとアリシア女王がリウイに問いかけた。



「……リウイ陛下、そちらの方がアルフィン皇女殿下ですか?」

「ああ。」

「―――お初にお目にかかります、アリシア女王陛下、クローディア王太女殿下。エレボニア皇帝ユーゲント三世とその妻プリシラの娘、アルフィン・ライゼ・アルノールと申します。この度は我が国とメンフィル帝国の戦争を和解へと導く調印の場を用意して頂き、調印式にも立ち会って頂く事に加えて調印式までの間のわたくしの保護を受け入れて頂いた事、心から感謝しておりますわ。」

アリシア女王の言葉にリウイが頷くとアルフィン皇女がアリシア女王達の前に出てスカートを両手で摘みあげて上品な仕草で会釈をした後自己紹介をした。

「いえ、私達は両帝国と友好を結んでいる国として……”不戦条約”を提唱した国として、戦争状態に陥ってしまった両帝国を和解へと導く事は心から望んでいる事ですから当然の事をしたまでです。」

「現在女王宮に殿下に休んで頂く客室の準備の用意を急がせています。客室の準備が整うまでの間、疲れや心労によく効くハーブティーを私とお祖母様が御馳走させて頂きますので、今までの疲れを少しでも癒して貰えれば幸いです。」

「女王陛下と王太女殿下の寛大なお心遣いに心から感謝致しますわ。短い間になりますが、お世話になります。」

アリシア女王とクローディア姫にアルフィン皇女は感謝の言葉を述べ

「―――それでは俺達はこれで失礼させてもらう。ペテレーネ。」

「はい。転移――――メンフィル大使館。」

リウイはペテレーネに視線を向け、視線を向けられたペテレーネは頷いた後転移魔術を発動してリウイと共にグランセル城から去って行き、リウイ達を見送ったアリシア女王達はアルフィン皇女と共に女王宮へと向かった。



そして2日後、メンフィル帝国軍はラマール州の公都にして”カイエン公爵家”の本拠地でもある”海都オルディス”を占領する作戦――――”オルディス制圧作戦”を実行する為にオルディスへの急襲を開始した――――――!



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