暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の軌跡〜
外伝〜メンフィル帝国のリベール王国への依頼〜
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ん達が”怪盗紳士”を…………」

更なる驚愕の事実を知ったクローディア姫は目を見開いた後複雑そうな表情をした。

「………”執行者”が貴族連合軍の旗艦で討ち取られたという事は今回のエレボニアの内戦……まさか結社”身喰らう蛇”も関わっているのでしょうか?」

「あ…………」

そしてある事に気づいたアリシア女王の推測を聞いたクローディア姫は呆けた声を出した。

「はい。―――ただ2年前に起こった貴国の”異変”の時と違い、結社は貴族連合軍の”裏の協力者”として裏工作や暗闘等に徹しているようです。」

「”裏の協力者”、ですか…………」

「…………話を和解の件に戻させて頂きますが、エレボニア帝国との和解で私達に依頼したい事があるとの事ですが、それは一体何なのでしょうか?」

ペテレーネの説明を聞いたクローディア姫が不安そうな表情をしている中、目を伏せて考え込んでいたアリシア女王は目を見開いてリウイ達を見つめて問いかけた。



「リベールに依頼したい事……―――それはメンフィルとエレボニア、双方の代表者が和解条件を記した条約書に調印する場としてこのグランセル城を使う事の許可と、調印式に貴国の代表者―――アリシア女王、もしくはクローディア姫が立ち会う事だ。」

「!!」

「え…………和解の調印式をグランセル城で、しかもその場に私かお祖母様が立ち会う事……ですか?一体何故………」

リウイの答えを聞いたアリシア女王は目を見開き、クローディア姫は呆けた後戸惑いの表情でリウイ達を見つめた。

「……………今回の戦争に関して中立の立場であるリベール王国で行い、リベールの代表者が調印式に立ち会う事によって、メンフィル帝国やエレボニア帝国だけでなくリベール王国(わたくし達)を含めた中立勢力も納得せざるを得ない状況にし、エレボニア帝国の状況が落ち着いた後エレボニア帝国に私達――――中立勢力の仲裁によって和解条約の撤回や条約内容の変更をさせない為ですか………」

「!!……………あの、リウイ陛下。和解の調印式には陛下も仰ったように両帝国の代表者が調印する必要があります。エレボニア帝国の代表者である”アルノール家”は陛下達もご存知かと思われますが、オリヴァルト殿下を除いて全員貴族連合軍によって幽閉されている状況です。ですから肝心のエレボニア帝国の”代表者”がいない現状で和解の調印式を行う事は不可能かと思われるのですが……」

目を細めてリウイ達を見つめて答えたアリシア女王の推測を聞いて目を見開いたクローディア姫はすぐに立ち直ってある事をリウイ達に指摘した。

「―――”エレボニアの代表者”なら既に用意ができている。」

「ええっ!?ま、まさか既にオリヴァルト殿下と接触されたのですか?」

リウイの答えを
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