外伝〜メンフィル帝国のリベール王国への依頼〜
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「その……メンフィル帝国がエレボニア帝国への侵略を開始して日は浅いのに、何故突然エレボニア帝国との和解する事を考えられたのでしょうか?」
二人の感謝の言葉に対してアリシア女王は謙遜した様子で答え、クローディア姫は戸惑いの表情でリウイに問いかけた。そしてリウイとペテレーネはメンフィル帝国がエレボニア帝国との和解する事を決めた理由――――メンフィル・エレボニア戦争で大手柄を挙げたリィンの望みの一つが両帝国の和解である事を説明した。
「今回の戦争勃発の原因となったユミルの領主のご子息がご両親の為に………」
「リィン・シュバルツァーさんというと確かクロスベル警察の”特務支援課”に所属していましたが………」
リウイ達の説明を聞いたアリシア女王が驚いている中ある事が気になったクローディア姫は不思議そうな表情でリウイ達を見つめ
「彼は既に特務支援課の派遣任務を終え、メンフィル軍に帰属しています。”クロスベル独立国”を名乗る前のクロスベルが”あのような宣言”をしましたので。」
「あ………」
「”資産凍結宣言”ですね。………話を戻しますがメンフィル帝国は今回の戦争で活躍したリィン・シュバルツァーさんに褒美として、リィンさんの希望―――メンフィル帝国とエレボニア帝国の和解に応じるとの事ですが、エレボニア帝国を占領するつもりでいたメンフィル帝国―――”国家”の決定を覆す程の活躍をなされたリィンさんは具体的には一体どのような活躍をされたのでしょうか?」
ペテレーネの説明を聞いてある事を思い出したクローディア姫が不安そうな表情をしている中静かな表情で呟いたアリシア女王は真剣な表情になってリウイ達に問いかけた。
「――――”バリアハート制圧作戦”では今回の戦争勃発の元凶となった”戦犯”であるアルバレア公爵家の当主―――ヘルムート・アルバレアを討ち取り、”パンダグリュエル制圧作戦”では貴族連合軍の”総参謀”――――ルーファス・アルバレアを討ち取っている。」
「な―――――」
「ええっ!?そ、それじゃあ既に”四大名門”の当主の一人に加えてカイエン公に次ぐ貴族連合軍の重要人物までリィンさん―――いえ、メンフィル帝国に殺害されていたのですか……!?」
「しかも既にクロイツェン州の公都であるバリアハートと貴族連合軍の旗艦である”パンダグリュエル”までメンフィル帝国に占領されていたのですか………」
リウイの説明を聞いたクローディア姫は信じられない表情で声を上げ、アリシア女王は絶句した後重々しい様子を纏って呟いた。
「ああ。―――それとクローディア姫。貴女にとっても因縁がある人物――――結社の”執行者”の一人である”怪盗紳士”も”パンダグリュエル制圧作戦”にてプリネ達が討ち取っている。」
「!プリネさ
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