第三章 X《クロス》
日常
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「何よその顔は!?あんたが元凶じゃない!?ミスった時にすぐ言ってくれればまだ原稿用紙はあったのにィーーーーーーーーーーーー!!!」
ガクンガクンとこなたの肩を揺らし、(ギャグ的に)目に涙をためながらハルヒが叫び終える。
そうして、その場が静かになって・・・・
「この空気・・・どうする?」
「どうするじゃないわよ!!さっさとみんな探して作業始めるわよーーーーーーーーーーーーーオ!!!!」
こなたの後ろ襟を掴んで、まるで子猫でも引きずるようにハルヒが廊下を飛び出す。
その勢いにこなたの体はブランブランしているが、別に大丈夫そうだ。
その途中、運ばれてきた相川始を突き飛ばして再びパリーン(ダイブ)させたのはまた別の騒動。
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ところ戻って、地下訓練場
そこで膝をついて息切れしているルネッサと、両腕を上に突き上げて勝利を表しているスバルがいた。
「勝ったーーーーーーーー!!!」
「ちくしょう・・・・チクショーーーーーーーーーーウ!!!」
負けたルネッサは似つかわしくない叫びをあげていた。
キャラ崩壊か?
「さあイクス・・・・こっちだよ!!」
そういって、スバルがティアナとエリオ(キャロは他の人たちとどっか行ってしまった)と一緒にいる、イクスに向かってそう呼びかけた。
だが、振り向いた先にイクスはいない。
その光景に呆然とするスバルに、ティアナが声をかけた。
「ああ、イクスならなのはさんとヴィヴィオが遊びに行こうって誘いに来て、そのまま行かせたわよ?」
ティアナは知っていた。
イクスが目の前の戦いに対し、一体これは何なのだ、と思っていたことを。
正直言ってこの騒動はめんどくさい。
だからいったんこの場から逃がすという意味も含めて、なのはにイクスを任せてしまったのだが・・・・
「友よ!!なぜ君は、魔王に魂を売ったのか!!!」
「なにが!?」
その話を聞いて、スバルが超獣戦隊よろしくそんなことを叫んだ。
しかしここまではっきりと魔王と言ってもいいのか?
「チャンス!!」
「あっ、まて!!」
それを聞いてルネッサが訓練場から飛び出して行こうとし、その足にしがみついてスバルが止めた。
「まだそんな力があったなんてね!!」
「命あるところ、正義の雄叫びありィィィィいいいいいいいいいいい!!!」
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