第三章 X《クロス》
邪神
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現在を以って「世界最強」と言える、彼を。
《SPADE 10 JACK QUEEN KING ACE―――ROYAL STRAIGHT FRASH》
「アアアアアアアああああああアアアアアアア!!!」
ドゴッ、ギャギギギギギギギギギギギギギギギィィ!!!
ブレイドキングフォーム渾身のロイヤルストレートフラッシュも、フォーティーンの鎧の隙間を狙うが回避され、その鉄板のような場所にぶち当たって縦に真っ直ぐ火花を散らしながら少しだけ窪ませていくだけだ。
落ちていくブレイド。
それを剣で切り裂こうとするフォーティーン。
ブレイドは巨大なそれを、自身の剣を二刀握って受け止めた。
しかし、受け切れるはずもない衝撃に、地面に激しく叩きつけられて変身を解除されてしまった。
刻一刻とメンバーが減らされていく。
と、そこに
「フッ、ハァッ!!」
ドッゴォウ!!!
メンバーに向かって振り降ろされたフォーティーンの剣を、クラウドが全てを組ませた合体剣で真っ向から斬りかかって互いに弾かれていった。
フォーティーンの上体はよろめき、クラウドが地面に真っ直ぐ落下して着地する。
「クラウドさん!!」
「アンデットはすべて倒した・・・・それにしてもデカいな」
そうさらっと言って空を見上げるクラウド。
それに対しフォーティーンは、自分の剣を弾いた相手を見つけ最大限の威嚇を以って咆哮してくる。
「開翼!!!」
ドバッ!!とクラウドの背から漆黒の翼が広がり、咆哮の衝撃を掻き消していく。
「アイツのもとにたどり着ければ勝機があるかもしれない。三人とも、援護を頼めるか?」
「よっし!!」
「オッケイ!」
「任せて!」
「よし・・・行くぞ!!」
ドンッッ!!!
そう叫んで一気に地上を飛び立っていく四人の翼人。
それに対しフォーティーンが剣と棍棒を振るって襲い掛かってきた。
クラウドが魔法と剣技でそれを弾き、さらに前へと進んでいく。
その途中を、召喚された無数のアンデットが阻んでくるが、クラウドの前に現れた観鈴が衝撃波ですべて薙ぎ払って地面に落とした。
更にクラウドを落とそうと、七色の魔力光と共にエネルギーが尾とともに振るわれる。
今度は理樹の番だ。
クラウドを追い抜いて飛び出し、その尾を防ごうと最高のバリアを繰り出した。
「さっきは壊されたけどね、今度はそうはいかないよ!!」
ヴォンヴォンヴォンヴォン!!
「五重に張って、さらに流動!!壊せるものなら、壊
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