第三章 X《クロス》
復活
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びっくりしたが、事情を説明して事なきを得る。
と、言うよりもこちらの方がやばいだろう。
「石版をみんなごと飲みこんだぁ!?」
「最初から体内に問いこんでの復活・・・うまい手だね」
驚く一刀にスカリエッティが冷静に答える。
しかも実は邪神復活のための準備は済んでおり、今にも出てくると聞いて理樹たちは焦った。
だが、それに対して一人だけ、今だ余裕にかまえるライダーが一人。
「何焦ってんだ。あんなのラクショーだっての」
《HIBIKI!KAMEN RIDE―――ARMD》
《FINAL ATTACK RIDE―――HI HI HI HIBIKI!!》
そういうのはコンプリートフォームのディケイドだ。
隣にアームド響鬼を召喚し、ファイナルアタックライドを発動させる。
すると二人の剣が炎に包まれ、ぐんぐんと伸びていき、その長さは怪獣でもぶった切るのではないかというほどにまで長さに達した。
「オレは前にもフォーティーンを倒している。ちょうどこの技でな」
「ま、士ならやってくれるだろうね」
そういって、力を込めるディケイド。
するとちょうどその瞬間、シロナガスグジラアンデットが悲痛の叫びをあげ、身体がボコボコとうねりだしたではないか。
そして、腹が裂け、背中が割れ、口や頭から暗黒の煙が噴き出してきた。
「来るぞ!!」
ディケイドが叫ぶ。
それに応じて、ほかのメンバーも攻撃を構える。
煙が立ち上り、それが晴れていくとそこには邪神、フォーティーンの姿が・・・・・
「行くぞ!!」
「オォオオオ!!!」
「ハァァアア!!」
そして、気合いを込めて叫ぶディケイド。
だが
「アァァァ!!って・・・え?おいおいおいおい・・・・・」
相手を見る視線が、ぐんぐんと角度を上げていき、それをと共に気合いが掻き消えて行った。
「で・・・・でかい・・・・・」
「おいおい・・・う・・・そだろ・・・・」
ディケイドの腕がだらりと放心したように下がっていき、攻撃はいつまでたっても放たれない。
デカすぎる。
さっきのクジラも相当なものだが、こちらも負けてはいないデカさだ。
かつて士が相手にしたフォーティーンは子供―――――否、ペットだったのかと思えるくらいの違いがある。
その場の全員に影と落とし、フォーティーンが彼らを見つけた。
そして、咆哮。
その咆哮で召喚されたアームド響鬼は消滅し、全員が踏ん張って地面から飛ばされ
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